「あんたを待っていたのよー」と言いながら誰かにメールをだしたところっだ。
わたしは、「なんでー」と聞くと
「なにをいってんの! あんたが3週間前、また旅行に行きたいわ!やっぱり温泉がいいね。いいとこ探しておいてね!と言ったのは、あんただろーが!」
「たまちゃんにも連絡とってー11月中旬に有給とって行こうと言う話になったのよ!」
「ももちゃん、大丈夫? 有給とれる?」
「うーん大丈夫、と思う。」
といういきさつから、またまた、気のあった友達3人と車で観光、下呂温泉へ行くことになった。
うちに帰ると、父ひろしが犬のひたいぐらいの庭をクワで草を削っていた。
犬のひたいぐらいというのは、猫のひたいより、ちーとだけ大きいからで、そのことを、たまちゃんに携帯でメールすると「じゃぁー、うちは、ねずみのひたいぐらいかしら?」と返信してきたので
「いいえ、メダカのひたいぐらいよ。」と送信してしまってから、「しまった。」
と思ったとたん、屁もでてしまった。
母は、いつもと変わらず台所で夕飯を作っていて居間にいる私に「少しは手伝ってよ!」と言っている。
運悪く父ひろしが来て「うん?なんかこのへん臭くねーか? ももこ、屁ーこいたな!」
と言うので
「可憐な乙女は屁の臭気に包まれていてもシクラメンのようにしおらしいものよ!」と言うと
「ふん!」といい残し、尻尾を巻いて表に逃げていった。
テレビの横では背丈15センチほどの原産地、地中海沿岸であろう薄紅色をまとったシクラメンの寄せ植えが小さな鉢で家族の一員として臭いの浄化に励んでいるようだった。
父ひろしにも、これぐらいの家族愛をみせてほしかった。
つづく