企業業績のインフォメーション・センター | 英語で株ってむずかしい?

企業業績のインフォメーション・センター

1月31日に退任したFRB(連邦準備制度理事会)のアラン・グリーンスパン氏。

FRBは経済の教育にも熱心な組織だ。


ウェブ・サイトでも子供にも分かりやすく経済のしくみを説明している。

http://www.federalreserveeducation.org/fred/


そのサイトにはアラン・グリーンスパン氏の言葉が引用されている。

"No matter who you are, making informed decisions about what to do with your money will help build a more stable financial future for you and your family"


「どんな人にとっても、お金の使い道を情報を得た上で決断することが、自分自身や家族の財政的に安定した将来を築くうえで、力になってくれます。」というような内容だ。


informed decision

インフォームド・ディシジョン


という表現になるほどな、と思った。


よく病院では


informed concent

インフォームド・コンセント


という表現を耳にする。今医療の現場では、医師が患者に手術や治療法に関して十分な説明をして、患者の同意を得る必要性が唱えられている。


デパートや観光地などのインフォメーション・センターでは、店舗や名所などの情報をくれる。インフォームは情報を提供するという意味だ。インフォームドになると、情報を提供されたという受身的な意味になる。


情報を提供された上での決断が、informed decision。情報を提供された上での同意がinformed consentだ。


自分で勉強をして情報を得ることも大事だが、株などをやる場合には企業が投資家に対して公開する情報を参考にすることも大事だ。上場している企業は、そのウェブ・サイトにIRのコーナーを設けて、株価情報や企業業績情報を載せている。


Investor Relations

インベスター・リレーションズ

投資家向け広報活動とよばれる。


次回は決算報告の冒頭に必ず書かれている文言について見てみよっかな?情報は鵜呑みにはできないことがわかるはず。