どうも松本です。
配達中毒者になりつつあります。
BUZZ RICKSON'S
今年もバズリクソンズより
N-1カーキが入荷しました。
今シーズンは
前身のみステンシルの入った定番と
前後面にステンシルが入った
特約店限定の2モデル展開です。
特約店限定の方は
バーベロと名付けられた
アメリカ海軍所属の潜水艇クルーが
実際に着用していたものを
限りなく忠実に再現したものです。
バーベロという言葉は
スペイン語で床屋という意味であり
床屋のマッサージのように
ツンツンつつく捕食動作をする
魚の通称でもあるようで
先の尖った潜水艇の形状が
そこに似ていることからついたようです。
オリジナルはもはや
ファッションウェアというよりも
歴史を証明する資料と言った方が
近いのかもしれません。
このN-1にしてもそうですが
国が支給する公式な制服に
私的なデザインを入れたものが
これほど多く残っているのを見てしまうと
アメリカの国力の大きさはもちろんですが
こういったところから垣間見える
兵士や中枢の心の大きな余裕が
アメリカがアメリカたる理由であり
多くの日本人がアメリカに憧れてしまう
大きな魅力の源なのかなと
思わされてしまいます。
角川文庫の後書きに
第二次世界大戦の敗北は
軍事力の敗北以上に
文化的敗北だったという
角川源義の文章が載っていますが
極限状態である戦時中においても
こういった衣類が
多く残っているところを見ると
まさにその通りに思えてしまいます。
エチケットは心の余裕から生まれる
という言葉もありますが
ファッションも同じようなものですね。
それにしても
戦争というのは嫌なものですが
それくらい極限状態にあっても
兵士1人1人に
深い文化的享楽を染みつかせる
アメリカという国に
僕も魅力を感じてしまっています。
Always in a heart passion!!
Always in a heart fashions!!!