株式投資先として、日立製作所について勉強をしている。

 

日立製作所は、2009年に7800億円もの大赤字を出した後、奇跡的ともいえる復活を遂げている。

株価も特にここ半年は一直線に伸びていて、ただごとではない雰囲気になっている。

その背景にある原因を知りたいのだが、私のような素人には、すぐにはなかなかわからない。

 

私が子どもの頃、つまり昭和時代は、日立と言えば家電メーカーのイメージがあったけど、いまや、社会インフラサービスなど、目に見えないサービスを提供する会社に変化している。

しかし、その分、素人にとっては、日立製作所が何をやっている会社なのかがそもそもわからなくなっている。

 

有価証券報告書などを見ても、抽象的なカタカナ言葉が並んでいるし、会社HPを見ても、全体像がつかめず、なかなか苦労していたところ、日立製作所の東原会長が、『日立の壁』という、自分の仕事についてまとめた本を書いているのを見つけた。

 

この本を読んで、日立の復活劇の概要が具体的にイメージできるようになった。

また、モノを売る会社からサービスを売る会社へと、事業再編をしていった経緯も理解できた。

日立製作所について興味がある人には、おすすめできる本だと思った。

 

 

MonotaROとSHOEIを監視銘柄として、様子を見ていき、少しづつ買い増していきたい。

 

これらの銘柄は、数年間前までは、成長株として評価されて、株価が急騰していた。

しかし、ここ数年間、株価が低迷している。

 

ところが、実際の業績面では、順調に業績を伸ばし続けている。

その結果、PERの水準が、数年前までに比べて大きく低下している。

 

MonotaRO、SHOEIともに、業績の不安要素はないため、いずれ、株価も業績に追いついて上昇していくと考えるのが自然だろう。

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いまから資産運用をすると仮定する。

また、ボラティリティをできる限り抑えて、

継続的に、毎年10%以上のリターンを目指すと仮定する。

 

この場合、どういうポートフォリオが考えられるか。

強気度別に〇、△、×をつける。

 

・S&P500 △

 円安&株高のダブル効果のために急速に上がりすぎている。

 短期的な大幅下落の危険が高い。

 しかし中長期では上昇していくと推測される。

 そのため、現時点では、割合として1割~2割程度にすべきか?

 そのうち半分を、ヘッジ付きの投資信託にした方が、

 よりボラティリティを抑えられるかもしれない。

 

・日本個別株 〇

 成長していて、かつ、競合の少ないグローバル企業

 現在で言えば、例えば、ダイキン工業、SHOEIあたりは割安かもしれない。

 国内でニッチトップと言える企業

 例えば、ジャパンエレベータサービスあたりは今後伸びるかもしれない。

 これらの個別株に大きく投資することはありえるかもしれない。

 

 一方で、JTなど、最近はやっている高配当金銘柄については、

 数年前からかなり値上がりしているため、

 今から投資をするのは、危険ではないかと考える。

 

・米国債券為替ヘッジ付きの投資信託 △

 現在、ここ数年、米国の利上げが進んだために米国の債券価値は下がっている。

 最近の農林中金の赤字も外国債券の価値下落が原因と報道されている。

 しかし、将来的に、米国の金利は下がっていく可能性が高い。

 そうすると、今後数年間は、米国の債券関連の投資信託については、

 さらなる価格下落は起きにくいと推測される。

 日本円で銀行預金をするよりは、保守的な投資先として、

 米国債券為替ヘッジ付きの投資信託は、候補となりえるのではないか。

 ただし、ヘッジにも日米の短期金利差相当額程度のコストがかかるそうで、このコストを考えると魅力はあまり高くないのかもしれない。

 

・現物中古不動産(東京・横浜) ×

 よくわからないものの、今インターネットで調べると、

 東京横浜あたりの投資用アパート等を見ると、

 おおむね、表面利回りが5~6%である。

 しかし、修繕コスト等も考えると

 実質2~3%程度の利回りしかないとみるべきではないか。

 ローンを組んでレバレッジをかければ実質リターンが上がるものの、

 それは価格下落リスクを大きくとることを意味するので、

 得策とは言えないのではないか。

 しかし、もしかすると地方都市ではまた状況は異なるのかもしれない。

 この点は引き続きリサーチしたい。

 

・日本のREIT ×

 利回り5~6%。

 しかし、REITはたいてい、総資産の半分くらいのローンを借りて

 レバレッジをかけている。

 そのため、今後日本の金利が上昇すれば、その分利益が減少する。

 このように融資に頼っている上に、仕組み上、内部留保は貯めこめないので、

 急激な金融危機には、かなり脆弱性がある。

 これらの事情を踏まえると、まだ買うのは時期尚早ではないかと思える。

 とはいえ、今後、急激な価格下落が進み、利回りが7~8%くらいまで

 上昇した場合には、有力な投資先にはなりえると思う。

あれこれ現時点の株価等を眺めて思ったこと。

 

・さすがに円安が続きすぎているので、円高に戻ることも想定しないといけないような気がする。

 そうすると、米ドル建ての資産は買い進めにくい。

 

・そこで、日本株を見ると、NTTなど、なぜかここ数か月で急落している銘柄が散見される。

 これらの急落銘柄に飛びついていいのかは、判断に迷う。

 もしかすると、急落銘柄の下落は、将来の業績悪化を先取りしたものかもしれない。

 そうすると、いわゆる落ちるナイフをつかむことになってしまう。

 

・とはいえ、最近株価が急落している日本株の中でも、過去のPERのレンジとの対比で、

 割安圏とみられる銘柄については、少し打診買いしてもよいかもしれない。

 そして、打診買いをしながら、継続して株価下落の原因を考え続けてもよいのではないか。

 

・今日、「これは監視した方がいいかも?」と思った銘柄としては、

 第一興商、コーエーテクモが挙げられる。