ドイツ出身のネルケ無方さんのこの本読んで、

日本の座禅、曹洞宗の教えって実はすごいんだ、

人が一生をかけて打ち込むに値するものなんだと知って、衝撃を受けた。

 

私はついつい、日本の仏教なんて全部いわゆる葬式仏教になって

退屈なお説教と葬式などの行事をするだけのつまらないものなんだと

思い込んでしまってたんですけど、その考えが変わりました。

 

道元禅師って、たとえていうと、カルト教団とかと対極的な考えを持っていて

何かすごいこと、超常的なものを追い求めることを否定していて

すごいこと、日常を乗り越えるものなどいらない、

超常的なものなどいらない、ただひたすら日常を受け入れる、

ただ平凡な日常に邁進するという心境こそが正しい

という考えがあるんだなあ、と理解しました。

 

この本読むと、一度、安泰寺とか、

いまもネルケ無方さんが毎週大阪でやっている流転会とかにも

参加してみたいなーという気持ちになりました。