亡くなった姉の思い出の続き。

 

私が海外で働いていた時、姉が、私の働いていた街までやってきた。

いまから10年くらい前のことだった。

 

東南アジアの首都の街を、私が案内した。

街の中心に、小さな丘があって、その丘のふもとに大きな木があった。

そこには、たくさんのコウモリが住み着いていると、

姉がその時持っていた『地球の歩き方』の地図に案内があった。

姉は、本当に、その大きな木にたくさんコウモリがいるのを面白がって、

しばらく、小さな丘から大きな木を眺めていた。

 

それから、現地料理を提供する、やや高級な観光客向けのレストランにも案内した。

私は、この国では、カエル肉も食べるんだけど、私は怖いから食べない、

と姉に伝えたら、「カエル注文しようや!」と言って、

たしか、結局、姉だけでカエル肉食べたと記憶している。

 

あと、その国には、大きな遺跡があって、一緒に気球に乗って、

その大きな遺跡を見た記憶がある。

その大きな遺跡の周り広大な遺跡群になっていて、

たしか2日くらい、タクシー借り切って、いろいろ見て回った。

 

当時は、その遺跡群のある街で、観光客が象に乗ることもできて、

姉と一緒に象に乗ったことも覚えている。

 

また、ある遺跡の長い階段を一緒に上って、下を見下ろしているときに

姉がなぜか魔法少女まどか☆マギカのセリフをなんか引用していたな・・

 

いまググってあれこれ、名セリフをみてまわってるけど、以下のやつだったかなあ

 

奇跡ってのはタダじゃないんだ。希望を祈れば、それと同じ分だけの絶望が撒き散らされる。そうやって差し引きをゼロにして、世の中のバランスは成り立ってるんだよ。