「(私の)今年観たかった映画」ランキング第2位。
製作発表時からかなり期待していました!前日は「FortyLicks」を聞いて準備万端!
そして・・・いい意味で期待は裏切られた!
2006年秋、ニューヨークのビーコン・シアターで行われたザ・ローリング・ストーンズのライブを、マーティン・スコセッシ監督が撮ったドキュメンタリー。
プロダクション・ノーツではミックが「リオのライブを映画にしよう!監督はスコセッシで!」と言ったのが始まりらしい。当初、スコセッシもこの企画に乗り気だったが、「器(会場)が大きいとメンバーが小さく見える」という理由から、収容規模3000人弱の「ビーコン・シアター」でのライブが選ばれた。
二日間行われたライブを、世界トップレベルの撮影スタッフがあらゆる角度から撮影し、メンバーたちの昔のドキュメンタリー(インタビュー)を挟みながら巧みに編集された作品でした。
冒頭10分はライブ前のキャストや監督たちのドキュメント。
クリントン元大統領が出てきたのは気に入らない。時期からして政治のにおいがプンプンしてくる。
ライブスタート!オープニングは「Jumpin' Jack Flash」。頭からノリノリ!
椅子に座って観てる(当たり前か)けど、体が勝手にリズムを刻む!歌詞を口ずさんでしまう!
ロンドンの劇場で見たかった・・・本ライブのようにみんな立ち上がった観てたんだろうなぁ・・・
ゲストはジャック・ホワイト、バディ・ガイ、クリスティーナ・アギレラ。
みんな忙しいから大したリハーサルはしていないと思う。が、みごとなセッション!
やはり「天才は天才を知る」なんだろうか?観てて鳥肌でした。
いつも思うけど、ストーンズのメンバー全員、ミュージシャンに見えないんだよね。
アーティスト、芸術家に見える。曲はもちろん、ライブパフォーマンスやインタビュー、プライベートな部分さえ全て「芸術」に見えてしまう。60過ぎのオッサンの集まりなのに・・・
「ロック」とはこういうことなんだろう・・・としみじみ。
ストーンズのライブが観れることもそうだけど、「監督VSストーンズ」っていうところも期待していました。
スコセッシは好きな監督です。「タクシー・ドライバー」「レイジング・ブル」「グッドフェローズ」など、素晴らしい作品を撮っています。
ただし、この作品についてはストーンズの完勝!
カットを短くし、巧みな編集で「映画」にしようとしてるけど、映像が「曲」に完全に負けていました。
目を閉じて曲だけ聴いていてもライブの画が頭に浮かぶ・・・ というか画はなくても成立する。そんな感じ。
冒頭部分やエンディングで辛うじて「映画です!」と思わせてるけど、スコセッシの完敗でした。
でも、曲に映像が負けることを見越して編集してるとしたら・・・ 恐るべし、スコセッシ! 考えすぎかな?
上映後、サングラスと背中にストーンズのロゴ(赤い唇から突き出された舌)をまとった革ジャンを着たお兄さんがいた。こういう人、大好きだな!カッコいい!
しかし、ここで問題が・・・ 今年の締めは「WALL・E(ウォーリー)」と決めてたんだけど、ここでやめておいて、いい気分で年越しを迎えるほうがいいのか?それとも、鉄板の「WALL・E(ウォーリー)」を観て年越しするべきか?
うーん、困った・・・
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