Hyper-VでサポートされるRHEL系ゲストOS | IAサーバーの仮想化メモ

Hyper-VでサポートされるRHEL系ゲストOS

小ネタですが、個人的に気になっている内容を・・・。

ご存知の方も多いと思いますが、Hyper-V 2.0でサポートされるゲストOSは以下で確認できます。
(日本語版よりも英語版の方が更新が早いので、最新の情報を知りたい場合は英語に切り替えて参照することをおすすめします。)

About Virtual Machines and Guest Operating Systems for Hyper-V

RHEL系OSについてはRHEL5.9のみ「Red Hat Certified」と書かれており、Red Hat社のWebサイトへのURLまでついています。
Red Hat社は独自にHyper-VのサポートOS認定を実施しているようで、具体的に認定されているOSを以下で確認できます。

Browse Certified Hardware


上記のRed Hat社のサイトでは、RHEL5.9が掲載されています。(Windows Server 2012 Hyper-V も同様です。)
また、Red Hat社の認定に関するFAQには以下のような記載があります。

Q: For which versions of Red Hat Enterprise Linux is a hardware certification valid?
A RHEL hardware certification is valid for the posted release, for example RHEL 4 Update 3, and will also be valid for subsequent updates: U4, U5, U6, etc., as they are released. However, a RHEL hardware certification does not apply to future or past versions of RHEL, such as RHEL 5 or RHEL 3 in the above example; these RHEL certifications must be obtained separately.


個人的に気になっているのは、RHEL6.xがRed Hat社のサイトにまだ掲載されていないという点です。
一方で、冒頭に記載したMicrosoft社のサイトではRHEL6.0-6.3が掲載されています。

Hyper-V上でRHEL5.xを使用する場合はサポートされると言えそうですが、RHEL6.xのバージョンについてはこのとおりグレーな状況になってしまっています。
Hyper-V上でRHEL6.xを動かす場合は、個別にMicrosoft社やRed Hat社にサポート状況を問い合わせたほうがよいかもしれません。
単にWebへの掲載が遅れているということも考えられますが。。。

ちなみにVMwareについてはRed Hat社のサイトでRHEL 5/6 ともに掲載されているので、特に問題なさそうです。