ESXiホストへのテープ装置接続 | IAサーバーの仮想化メモ

ESXiホストへのテープ装置接続

たまに、「ESXiホストにテープ装置を接続したい」「仮想マシンから直接テープ装置にバックアップを取りたい」と言われることがあります。

そのような場合に知っておきたいのが、以下のKBです。

VMware KB: Understanding support for tape devices with VMware ESX and VMware ESXi

VMware KB: Configuring vendor-supported tape drives and media changers on ESX/ESXi 4.x and later

1つ目のKBでは、テープ装置の接続に対するVMware社のスタンスが書かれています。
VMware社のスタンスとしては、「partner supported」となります。
つまり、テープ装置やバックアップ製品のベンダー側でサポートする必要があるということです。
何か問題が発生した場合、ベンダーに問い合わせることになります。

2つ目のKBでは、テープ装置を認識させる手順が書かれています。
ここでも、以下のような文言が書かれています。

VMware does not provide support for backup tape drives and tape library devices or their functionality on ESX/ESXi hosts.

結論として、ESXiホストへのテープ装置の接続はVMware社としてはサポートを提供していないということになります。
この点を理解した上で、実際に提案/構築を検討されることをおすすめします。

テープ装置へのバックアップが必要ということであれば、外部にバックアップサーバーを構築し、そこにテープ装置を接続するというのが一般的な方法になると思います。
もしくは、Hyper-VやKVMといったハイパーバイザーを採用するという方向性も考えられます。