VMFSのUUIDについて考える①
きっかけは、以下のイメージ図のようなバックアップ運用案を持ちかけられたことが発端です。
通常運用時は、バックアップとしてストレージのコピー機能でVMFSデータストアをコピーしておき、
障害が発生した場合に、コピー先のVMFSデータストアをESXiホストにマウントして仮想マシンを復旧する、
という運用案です。(下図参照)
このような場合、VMFSのUUIDの重複に注意が必要になります。
VMFSデータストアには、UUID(Universary Unique Identifier)と呼ばれる固有の識別子が割り当てられています。具体的にはVMFSのメタデータに格納されており、データストアごとに一意の値が設定されています。
1台のESXiホストに対して複数のLUNをVMFSデータストアとしてマウントした場合、通常はそれぞれ異なるUUIDが自動的に設定されます。
しかしながら、上記のようにストレージのコピー機能などでVMFSデータストアの複製を行うと、同一のUUIDを持つVMFSデータストアができてしまいます。
UUIDはファイルシステム上に保管されており、コピー機能で複製した場合はUUIDもそのままコピーされるからです。
それでは、上のイメージのように、同一のUUIDを持った異なるデータストアをESXiホストにマウントできるかというと、これはできません。
このような場合、UUIDの再署名が必要になります。
UUIDはesxcliコマンドを実行することで確認することができます。
esxcli storage filesystem list コマンドを実行するとデータストアの一覧が表示されます。
同時に各データストアのUUIDも表示されます。
上記はコマンドの出力結果の例です。
UUIDは、--<ランダム値>-という形式です。
次回のエントリーでは、実際にVMFSデータストアをコピーするとUUIDがどのようになるのか確認した結果と、UUIDの再署名について書きたいと思います。
通常運用時は、バックアップとしてストレージのコピー機能でVMFSデータストアをコピーしておき、
障害が発生した場合に、コピー先のVMFSデータストアをESXiホストにマウントして仮想マシンを復旧する、
という運用案です。(下図参照)
このような場合、VMFSのUUIDの重複に注意が必要になります。
VMFSデータストアには、UUID(Universary Unique Identifier)と呼ばれる固有の識別子が割り当てられています。具体的にはVMFSのメタデータに格納されており、データストアごとに一意の値が設定されています。
1台のESXiホストに対して複数のLUNをVMFSデータストアとしてマウントした場合、通常はそれぞれ異なるUUIDが自動的に設定されます。
しかしながら、上記のようにストレージのコピー機能などでVMFSデータストアの複製を行うと、同一のUUIDを持つVMFSデータストアができてしまいます。
UUIDはファイルシステム上に保管されており、コピー機能で複製した場合はUUIDもそのままコピーされるからです。
それでは、上のイメージのように、同一のUUIDを持った異なるデータストアをESXiホストにマウントできるかというと、これはできません。
このような場合、UUIDの再署名が必要になります。
UUIDはesxcliコマンドを実行することで確認することができます。
esxcli storage filesystem list コマンドを実行するとデータストアの一覧が表示されます。
同時に各データストアのUUIDも表示されます。
上記はコマンドの出力結果の例です。
UUIDは、
次回のエントリーでは、実際にVMFSデータストアをコピーするとUUIDがどのようになるのか確認した結果と、UUIDの再署名について書きたいと思います。