仮想環境におけるWindows Server Failover Clusteringのサポート② | IAサーバーの仮想化メモ

仮想環境におけるWindows Server Failover Clusteringのサポート②

前回のエントリーでは、Microsoft社のWSFCに対する基本的なサポートスタンスについて書きました。

仮想環境におけるWindows Server Failover Clusteringのサポート|IAサーバーの仮想化メモ

エントリーの中で、仮想化環境でWSFCを構成する場合は「仮想化製品がMicrosoft社の認定を得ていること」が必要である点について述べました。

では、仮想以下製品がMicrosoft社の認定を得ているかどうかはどこで確認すればいいのでしょうか。

この点については、以下のサイトで確認できるようになっています。

Windows Server Catalog

この認定プログラムは、SVVPと呼ばれています。
「Windows Server 2008」と「Windows Server 2008 R2」について、認定されている仮想化製品がリスト化されています。
これを見ると、Windows Server 2008については、認定されている仮想化製品が非常に少ない点が気になります。
これに対して、Windows Server 2008 R2については、仮想化製品がかなり拡充されています。

ただし、FAQには以下の記載があり、Windows Server 2012でSVVPの認定を受けていれば、過去のWindowsバージョンについても同様に認定されたとみなされるようです。

Products that have passed the SVVP requirements for Windows Server 2012 are considered supported on Windows Server 2008 R2 Windows Server 2008 and Windows Server 2003 SP2 and later Service Packs, both x86 and x64.

おそらく、Windows Server 2012のリリースが間もなくなので、このような表記になっているのでしょうが、
とにかく最新のWindows Serverのバージョンで認定されていれば、過去のバージョンについても同様に認定されると考えてよさそうです。
そう考えると、Windows Server 2008とWindows Server 2008 R2で、掲載されている仮想化製品の数が大きく異なっている点は気にしなくてよいでしょう。

主要な仮想化製品についてはすでに認定を得られていますが、今後新しく出る(かもしれない)仮想化製品やWindows Server 2012の認定状況については、まめにチェックしておきたいところです。