【KVM】RHEV Managerの導入時にpostgresqlが起動しない | IAサーバーの仮想化メモ

【KVM】RHEV Managerの導入時にpostgresqlが起動しない

最初に書いておきますが、このブログの著者は、Linuxに関しては素人です。
IPアドレスの設定すらGUIがないとできないレベルです。
そんなLinuxの素人が、果敢にもRHEV3.0の導入にチャレンジしてみたものの・・・
やはり相当つまづきました。。。

今回、手元の環境でRHEV3.0を構築しようと思い立ち、VMware上にRHEL6.2の仮想マシンを作成して、RHEV Managerを導入しました。
そのときにはまったポイントの1つが、タイトルのpostgresql問題です。

RHEV Managerを導入する際、rhevm-setupコマンドを実行します。
基本的な初期パラメータを設定した後に、DBの作成が行われるのですが、
「Creating Database...」という処理のところで「Error」となりました。
いろいろと調べてみると、そもそもpostgresqlが起動していない。。。

以下のガイドの、「Example3.5」の部分ですね。

Chapter 3. Manager Installation
http://docs.redhat.com/docs/en-US/Red_Hat_Enterprise_Virtualization/3.0/html/Installation_Guide/chap-Installation_Guide-Installing_the_RHEV_Manager-Manager.html#sect-Installation_Guide-Installing_the_RHEV_Manager-Packages


何度やってもここではまってしまい、かなり苦労しましたが、結論としてはRHEV Managerを導入するRHEL 6.2に設定した/etc/hostsの内容が原因でした。

今回の環境では、/etc/hostsを編集して、管理対象のKVMホストとRHEV Manager用サーバーの名前解決をしようと考えていました。
そのために、各サーバーのIPアドレスとホスト名を/etc/hostsに記載していたわけですが・・・
デフォルトで設定されている内容を消して、上書きしていたのがまずかったようです。
/etc/hostsに最初から書かれている設定内容は残しておいて、続けてIPアドレスとホスト名の組み合わせを追記しなければならなかったようです。
(Linuxの世界では常識なのかもしれませんが・・・。)

なぜ、/etc/hostsの内容でpostgresqlが起動しなくなるのか全くわかりませんが、同じ問題ではまっている方の一助になれば幸いです。
/etc/hostsのデフォルトの内容は消してはならない!ということですね・・・。


ちなみに、RHEV 3.0からRHEV ManagerをLinux OSに導入することができるようになったようです。
Linuxの扱いに慣れている人にとっては、KVMは非常に扱いやすい仮想化ソリューションになるかもしれません。
私のようにLinuxの素人にとっても、RHEV Managerの管理インターフェースである程度の管理はできるようですので、vCenter ServerやSCVMMといった他の管理ツールと、使い勝手を比較していきたいですね。