【VMware】vCPUのコア数とライセンスの制限について | IAサーバーの仮想化メモ

【VMware】vCPUのコア数とライセンスの制限について

VMwareで、仮想マシンに対して仮想CPU(vCPU)を設定する際、vCPU数の他に、コア数を指定することができます。
具体的には、「仮想ソケット数」と「ソケットあたりのコア数」というパラメータが該当します。

ところで、vSphere5.0のライセンスでは、最上位のEnterprise Plusライセンスでは単一の仮想マシンに対して32vCPUまで割り当て可能であり、それ以外のEditionについては8vCPUまで割り当てが可能です。

では、8vCPUまで割り当て可能なStandard Editionを使用する場合、この「仮想ソケット数」と「ソケットあたりのコア数」はそれぞれいくつまで割り当てられるのでしょうか。


これは、単純に「仮想ソケット数 × ソケットあたりのコア数」が8を超えなければOKです。
したがって、仮想ソケット数が「6」であっても、ソケットあたりのコア数を「2」に設定すると、8vCPUの制限を超えてしまうことになります。
この場合、ライセンス違反として、仮想マシンの構成時にエラーが表示されます。

そもそも、この「ソケットあたりのコア数」というパラメータが導入された理由は、ゲストOSの制限で設定可能な「仮想ソケット数」が制限されているような場合に、より多くのCPUリソースを仮想マシンに対して割り当てられるようにする、というものです。

コア数を設定するようなケースは少ないかもしれませんが、設定を行う場合は、上記のライセンスの制限について注意する必要がありますね。