vSphere Storage Appliance って使えるの? | IAサーバーの仮想化メモ

vSphere Storage Appliance って使えるの?

vSphere 5.0のリリースと併せて発表されたvSphere Storage Appliance。

簡単に言ってしまうと、「ローカルディスクだけでvMotionやVMware HAが使える」ようになる仮想アプライアンス だ。

vMotionやVMware HAというと、複数のESXサーバーが共有可能な共有ディスク領域が必須であり、そのためには外部ストレージが必要。
このvSphere Storage Applianceを使うと、複数のESXサーバーのローカルディスクを仮想的に共有ディスク領域として扱うことができるようになる。

実際にその仕組みを知る前に、そもそもこの製品ってどんな環境で動かせるの?と思ったので、ちょっと調べてみたところ・・・
VMware社のCompatibility Guideに「vSphere Storage Appliance」という項目があることを発見!


VMware Compatibility Guide: System Search
http://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php

$SEねずみのブログ

この項目を選択して結果を表示すると・・・・サポートされているサーバー機種が少ない・・・。
Dell社のサーバーが数機種、HP社が1機種、IBMやFujitsuに至っては表示すらされない。

現時点では、vSphere Storage Applianceを使用できるサーバーは非常に限定されているようだ。
そもそも、サーバー製品に対して個別に認定が必要なのか?と思ってしまう。
製品のコンセプトは面白いだけに、この認定によって敷居が高くなっている点は残念だ。


まとめ

・vSphere Storage Applianceには個別のハードウェア認定が存在する
・認定の有無については、VMware Compatibility Guideで確認が可能
・2011年9月現在、認定されているサーバー製品は非常に少ない