【ニューデリー杉尾直哉】89年にノーベル平和賞を受賞したチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は8日、「劉氏の平和賞受賞は、中国(政府)に政治改革を求める中国国内の声の高まりを国際社会が認識した(ことの表れだ)」と歓迎する声明を発表した。

 亡命政府の次期首相候補の一人と目されるアチャリャ・イェシ氏(47)は、毎日新聞に「中国で人権闘争を続けるチベット人にも希望を与えてくれる」と言明。チベット問題のニュースサイトの編集者で人権活動家、プラブ・シンレイ氏(29)は「中国の外にいる人物ではなく、中国国内、しかも獄中の人に与えられたことに大きな意義がある」と述べた。(毎日jp)




劉氏のノーベル賞受賞に関して劉氏の妻に取材する為に自宅前に集まった海外メディアに対して支那政府はこれを阻止した。
支那国内でもNHK、CNN、BBCなどが同ニュースを放送している途中で電波を遮断するなどの荒技に出た。
この行為そのものが世界中に映し出されたことによって、支那が人権問題で遅れている国であることが再認識されたのではないだろうか。

北欧の小国であるノルウェーがこれ程までに支那政府に対して毅然と矜持を示したことは賞賛に値する。1989年ダライ・ラマ14世のノーベル平和賞受賞の時にはノルウェーと支那の関係が悪化した経緯がある。国際社会で力を持ち始めた大国支那に対して堂々たる態度である。

翻って我が国の政府はどうだろうか。事なかれ主義の弱腰無能国家と思われても仕方ないのではないか。真に情けない限りだ。
経済は確かに重要であるが人権や人命は更に遥かに重要ではないのか。
支那はチベット、東トルキスタン、南モンゴルを侵略し多くの市民を虐殺している。
その魔の手は日本や台湾にも伸びてきている。マスコミはその事については報道しない。

それは日中記者交換協定というろくでもない協定を結んでいる事に起因している。
こんな協定は可及的速やかに破棄すべきである。
このブログのメッセージボードに書いてあるようにマスコミが真実を伝えない事によって多くの人々が支那人によって日々蹂躙され殺されている。日本政府は当然この事を知っている。
チベット人、ウィグル人たちが漢民族によって殺され続けている現実を知っていながら何もしないのは許されない。

ついこの間、我が国固有の領土である尖閣諸島にも工作を仕掛けて来た。
チベットや東トルキスタンのように日本への侵略が正に目の前に迫って来たにも関わらず、首相も官房長官も「戦略的互恵関係云々・・・」などと言っている。
支那に互恵などという考えがあるはずが無いではないか。
中国共産党が出来て以来日本にとって支那と付き合って良い事があっただろうか。
あの戦争の原因は何だったのか、覚えてないのかそれとも知らないのか。
中国共産党の歴史は虐殺と権力闘争の血塗られた歴史しかない。

私は以前から支那の民主化が国際平和への一番の近道だと主張している。
支那は隣国だが友邦ではないとも言い続けている。理由は共産主義国家であり侵略国家だからだ。
支那が民主国家になる為に協力する目的以外に支那と付き合う必要は無い。

今回の民主運動家の劉暁波氏ノーベル平和賞受賞によって六四天安門事件を体験した人達が再び目覚める事を期待する。
彼らが目覚める時、日本人は支那の民主化を全力でサポートするべきである。

                                (Stock Bandit)