◇送信メールの概要(NHK発表)

 明日賭博関連で数カ所に警察の捜索が入るようです。既に知っていたらすいません。またガセ(偽)情報だったらすいません。あと他言無用で願います。NHKから聞いたとばれたら大変な問題ですので。


<<以下引用>>
 NHKは8日、大相撲の野球賭博事件で警視庁が家宅捜索するという情報を、報道局スポーツ部の30代の男性記者が事前に日本相撲協会関係者にメールで知らせていたと発表した。一方、警視庁は証拠隠滅容疑に当たる可能性もあるとみて、記者や協会関係者から任意で事情聴取した。

 NHKなどによると、男性記者は7月6日、東京・両国国技館で取材中、他社の記者から「明日協会に家宅捜索が行われる」と聞いた。男性記者は同7日午前0時ごろ、付き合いのあった相撲部屋の親方の携帯電話に「明日、数カ所に警察の捜索が入るようです」とのメールを送信したという。警視庁は同日朝から、賭博に関与した力士らが所属する相撲部屋などを捜索した。

 今月6日、事件担当の記者が取材の過程でこの話を聞き、NHKが男性記者から事情を聴いたところ事実を認めた。NHKは7日、警視庁に事情を説明、8日には男性記者も事情を聴かれたという。メールの送信先は警視庁の捜査対象で、捜索で押収した携帯電話を解析しメールの存在が明らかになった。

 NHKの冷水(しみず)仁彦報道局長は8日の会見で「捜査に支障を与えかねず、報道倫理の上からも問題がある」と謝罪。男性記者は昨夏まで大相撲を担当、賭博事件で応援取材をしていた。NHKは6日から内勤にした。(毎日jp)



以前にも環境活動家逮捕の捜査情報を取材に利用した記者の話をした。
(記事は→逮捕直前に抜け駆け取材をするTBSの不道徳
その時はTBS記者が捜査関係者から知り得た捜査情報を使って逮捕前夜の容疑者に取材をした内容である。
私はその記事中において事前情報の漏洩によって万が一容疑者が逃亡する可能性を指摘した。

今回のNHKの事件は更に悪質であり、しかもアホ丸出しの行為です。呆れる他無い。
この記者の情報により証拠隠滅を図った可能性について上記引用記事でも指摘されている。
捜査に影響があったことは明らかである。
相撲協会側も証拠隠滅をするのなら、このメール受信の事実も隠滅すべきだったろうと思うし、記者も捜査に入る事が分かっている先に自分が送ったメールが残る可能性を考えなかったのかと思うと何とも間抜けな話としか言い様が無い。


                                     (Stock Bandit)