※こちらは2019年10月8日に配信されたメルマガです

 

こんにちは、下山です。



先週、

ついに消費税が10%に上げられました。



消費税は一体どこまで上がっていくのでしょう・・・



税収が適正に活用されなければ

際限なく上がり続けるのではないか、

という気がしてしまいます。



予算が過去最大を更新し続ければ

そりゃ消費税を上げないと足りなくなりますよね。



そして、消費増税といえば、

過去、消費税が上げられるたびに

日経平均株価は落ちていました。



増税前、「駆け込み需要」が増え、

実際に消費税が上げられると「買い控え」が起こり、

多くの企業の決算が悪くなり、

しばらく不景気が続く・・・、

そんな流れが繰り返されていました。



ですから、自分としては

11月の決算発表で悪い数字が出た場合、

それ以降、株価が下がってくる可能性もある

と想定しています。



やはり

買い物をする時の心理的負担は少なくないですよね。



「前は◯◯円で買えてたんだよな」

と考えてしまい、

買い控えをするようになる人も多いでしょう。



ただし、今回の場合もしかしたら

直近ではそこまで大きな影響が見られない可能性もあります。



11月の決算がそれほど悪くならないことも考えられますね。



増税後の景気落ち込みへの対策として

還元策などを打ち出していることもあり、

すぐには悪影響が出ないかもしれません。



先日、流通関係のお仕事をされている方とお話をした際に

このようなことをおっしゃっていました。



「過去、増税前になると駆け込み需要で倉庫が溢れるくらい

商品があったけれど、今回はそれほど大きな波が無かった」

と。



今回は、駆け込み需要がそれほどでもなく、

商品の流れが落ち着いていたようです。



もちろん、TVなんかを見ていてもわかるように、

駆け込み需要があったことは確かですが、

過去の増税時ほど大きな動きは現場ではなかったようです。



過去を振り返ると、

増税前の駆け込み需要の反動で

増税後に一気に消費が落ち込む状況が見られましたが、

今回、駆け込み需要があまり無かったということであれば、

しばらく大きな影響がない可能性もありますね。



そうなると問題は、

来年、増税の還元策が終了した後かもしれません。



来年になると、増税の影響以外にも

オリンピック特需の反動で

特に不動産関連なんかが厳しいと想定されます。



また、少しずつですが、

日本において利上げの兆しが見えますので、

そうなると円高にもなりやすく、

輸出企業にとっては打撃になりますよね。



すでにここ最近は円高傾向にありますが、

もしかすると1ドル=100円を割り込む局面もあるのでは、

と想定しています。



不安を煽るような

ネガティブな話ばかりしてしまいましたが、

あくまで1つの可能性としての話をしたまでです。



「株価が下がるだろう」と

決めつけてしまうことは極めて危険ですから

その点はどうぞお気をつけください。



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10月暴落説

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そういえば

ここ最近、投資の世界では消費増税以外の理由でも、

「株価暴落」を恐れている方が多いようです。



相場の世界には、

『10月は暴落が起こりやすい月』

そんなアノマリーがあり、

「今月は注意してトレードしましょう」

みたいな話もチラホラ聞きます。



確かに、過去を振り返ると

歴史的な大暴落は10月に起こっています。



かれこれ90年も前の話ですが、1929年の10月24日は

『暗黒の木曜日』と呼ばれる、

世界恐慌のきっかけとなった暴落が起こりました。



1987年に起こった『ブラックマンデー』も10月19日でした。



2008年、リーマンショック後の日経平均暴落も

10月16日と10月24日でした。



このように過去の例から言って

10月は注意する必要がありそうですが・・・



ただ、10月に限らず、どの月であっても

常に暴落の可能性はあるわけで。



たとえば8月は薄商いで暴落が起こりやすいとか、

12月の年末も荒れやすいとか、

暴落にまつわるアノマリーは他にもあります。



ですから、「10月は暴落しやすいから」ということで

慌てているようではいけません。



いつどんな暴落が起こったとしても対処できるよう

常に備えておくべきです。



とにかく、先にお伝えした増税のことも、

オリンピックのことも金利のことも

10月の暴落アノマリーも、

何もかもが予測不可能です。



こうなる可能性が高い、

ということは言えるかもしれませんが、

それだけの話です。



ですから、

「上がるだろう」とか「下がるだろう」

と決めつけるのは危険であり、

もし株で本気で勝ちたいのなら、

上がったら何をするのか、

下がったら何をするのか

ということを常に考えておくことが

何よりも重要です。



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恐怖心はあなたの「自制心」を破壊します。

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「消費増税後は株価が下がる」とか

「10月は株価が暴落する」とか

そういった可能性の話をさせてもらいましたが、

こういう話を聞くと、

どうしても恐怖が拭えなくなってしまう方も

いらっしゃると思います。



もしあなたもその1人なら気をつけてください。



余計な恐怖心は

あなたの「自制心」を破壊します。



恐怖心を感じた瞬間から、

正常な判断ができなくなり、

守るべき取引ルールが守れなくなるでしょう。



そして、その先に待っているのは

損失しかありません。



ですから、

トレーダーとして勝ち続けたいのであれば、

恐怖心と決別する必要があります。



でも、恐怖というのは生理的な反応ですから

無くそうと思って

簡単に無くせる感情ではありません。



ではどうすれば良いのか?



「何が起こっても大丈夫、利益を着実に積み重ねられる」

という確信を持つことです。



先が見えないから恐怖を感じるのであって、

もし利益に対する確信があれば、

恐怖心は自然と消えていきます。



事実、株アカデミーで学ばれている会員様は

着実に利益が積み重なる確信を得て、

恐怖から自由になった状態でトレードをされています。



実際に会員様からそのようなお言葉を

いただくこともたくさんあります。



例えば、9月末に株アカデミーでは

「ウォーレン・バフェット賞」という

年率20%超えを達成された会員様を讃える

授与式のパーティが行われましたが、

その場でもたくさんの方から喜びの声をいただきました。



「負ける気がしなくなりました。」とか

「以前は上がるか下がるか不安で仕方ない毎日でしたが、

株アカデミーと出会って、

そういった不安が一切なくなりました」

といったお言葉をたくさんいただきました。



お伝えしたように、

上がったら何をするのか、下がったら何をするのか

ということを常に考えられているからこそ、

株アカデミーで学ばれている会員様は

不安や恐怖と決別できるのです。



あなたの不安を煽るような

ネガティブなニュースが常に流れていますが、

どうかそういった情報に惑わされず、広い視野を持ち

トレードができるようになってください。



それでは本日も

最後までご覧くださいましてありがとうございます。




下山敬三