『セミナージプシー』というコトバに思うこと(お客の目線から) | ■多忙な個人事業主・起業家様を事務面でサポート|オンライン/東京

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東京在住。事務歴25年目のパラレルキャリア。忙しい個人事業主や起業家の皆様の使える時間を増やすお手伝いを、事務面からさせていただきます。

「セミナー・ジプシー」

色々なセミナーをわたりあるく人を
呼ぶ、呼び名。

なんとなく、
軽い「軽蔑」が混ざった
ニュアンスで使われている、
そんな気がして、
聞いていて、
あまりいい気持ちのする
ことばではありません。。

聞くたびに、なんだか
のどの奥に刺さった小骨が
ちくちく痛いのに取れない。。
そんなざわついた気分になります。

大抵、講師業をされている方が
ご自身のセミナーを受けた人が
次々と色々なセミナー受けるのを目にして
苦々しげに使っているのを目にするかな。

でも、ちょっと思うんです。

一度は自分のお客様だった人。

そんな風に軽蔑する言葉で
表現するの、
どうなのかなぁって。

だって、お客様であるその人、
きちんとお金払って
参加している
わけで。

ドタキャンもせず、
きちんと参加している
わけで。

先生を評価しているから
参加している
わけで。

だとしたら、先生、
被害被っているわけでは
ない
と思う訳で。
(セミナージプシーに
SNS上で名誉棄損レベルで
ディスられてるなら、
話は別です)


そこをクリアしたならば。
モノ申させていただきたく候。




ジプシーたちのリアル事情

ジプシーと呼ばれた人だって、
参加費稼ぐために働いたり、
節約したり、
やりくりしたりして貯めた
大切なお金を払って
自分の時間をあれこれ調整して
参加していると思うんです。

その講座を、いいと思うからこそ。
たとえそれが、
高いお金だったとしても。

それを、
後日他の講座などに
いろいろ行ったりすると

「ジプシー」

と、軽蔑のこもった言葉で
ばっさり切られてしまう。

素敵だな、尊敬してるなと思って
会いたくて、わくわくして
行ったからこそなおさら、
あこがれの存在の人に
そんな軽蔑まじりの事を言われたら
どんな気持ちがするだろう・・・。


言われた方は、
怖いし、ビビるし、
いけないこと、しちゃったの?!
と混乱したりするのでは
ないでしょうか。
(言葉は時に、凶器にもなる。
そうおもうのです)



後日他の講座などに
いろいろ行ったりすると

「セミナージプシー、結局ダメな人」
「ぜったい成功しない。」


とやり玉に挙げる現象。

そこに
一度来てくれたお客様に対する
「愛」
があるのでしょうか。

正直、疑問に感じたりしてます。


誰だって、好んでジプシー
しているわけではない。


その時自分が求めていた
「これぞ欲しい!」という答えが、
単にそこに、なかっただけ。


誰だって、一度
「試してみないと」
「自分に合うかどうか」
分からないと思うのです。

「評判がいい」という口コミ情報。
それが多いからといって、
自分に合うとは、限らない。

自分に合うかどうかは、
体験してみないと分からないもの。



たとえばこんなの。

化粧品だって、
どんなにお高いアイテム
(S●Ⅱとか○ラメール)に投資しても
合わない人だって、いる。

むしろ、私は無印良品の
たっぷり入って¥1,500の
「敏感肌用高保湿化粧水」が
S●Ⅱの化粧水(ピ●ラ入り)より
合ってましたし。

実際に試してみないと、
肌感覚で分からないもの。




ご飯やさんだって、
「食べログ」で超~大人気!!
という所に行ったからといって、
自分に合うかどうかは、
行ってみないと分からないもの。


ご飯やさんが
「ジプシーされた!ありえない!!」
なんて、言ってるコト、
聞いたこと、ありますか?

美容院だって、
いくらジプシーしたって、
誰ひとり、責めません。

むしろ、
ジプシーした揚句に戻ってくると

「お久しぶりですね~♡
またうちにきてくれて、
本当にありがとうございます!」
と、ものすごく、歓迎してくれたりする。


セミナー=「サンクチュアリ(聖域?!)」

それが、セミナーなど
「お客が生徒」という、
ある意味上下関係があると
思いがちな場だと
「ジプシー呼ばわり」が
まかり通りやすくなっているのでは
ないでしょうか。

「お客様の声が一番」

と説いている
その一方で、
他の人のお客様になる人を
軽蔑交じりに
「ジプシー」と、呼ぶ。
それってどうなのかなぁ・・・。
矛盾してないかな??


すべての人がそうではないので、
そういう所で
人それぞれのキャパシティ
感じたりするのです。

どんな人だって、100%って
ありえないと思うんですね。

だって、
100%、どんな人の要望も
満たせますか?


と質問したら、
YES!!!
って答えられる人、いないと思うんです。

それに。

ジプシーにも、ジプシーなりの理由って
あると思うのです。


ジプシーの主張☆

ジプシーと呼ばれる人が、
いろいろなセミナー受ける理由って、
大抵はこんなかんじなのではないかなと。

♡本当に合うかどうか試したい
♡ちょっと気になる内容があった
♡この人に会って話を実際に聞きたい
♡今の自分にはこの部分が弱いから知りたい
♡学ぶのが大好きハート
♡なんだか楽しそう

というのもあるし、

何といっても
「比較してみないと、価値をはかれない」
というのが、
私だったら、大きい。

だって、それがビジネスの
「あたりまえ」
だから。

(法人取引では、
相見積と提案書の中身で、
呼ぶ企業かどうかを見極めて、
更にその提案内容・ヒアリング対応を見て
発注するかどうか決めていますので。)


だからこそ、はじめは
色々な人のセミナーに参加して
「これは自分に合うな」
とか
「これは自分には欠けてるけど
今後必要だな」

とか
「この方向を支持する人多いけれど
自分とは違うな」


とか、実感して、最終的に
「戻る」対象
選別していくものなのではないかと
思うんです。

恋愛だって、初めてであった人が
ど真ん中ストライクで結婚ハート

って方が少ないですよね。
(少女マンガには多いけれど、
現実的には少ないと思います)


なぜか
講師業を営む方の中には

「出会って相思相愛♡浮気厳禁」
だから、他にいろいろ行ったら
「セミナージプシー」と評する。

そんな方が、少なからずいるような
気がします。

でも、試してみないとわからないし、
がんじがらめにされてしまうと、
恋愛と同じで、
なんとなく、なえてしまうのも、
人間の心理として
あるのではないかな。


ジプシーがリピートする人の共通点☆

そんな中で。

「一度サービスを受けて、
他に行っても
この人にもう一度サービス受けたい」

と思う人には、
共通点があります。

それはやっぱり

「比べて実感!やっぱこの人最高!!」


という技術と

「他を見たとしても、責めない」度量


そして

「戻ってきた時に、受け止めてくれる器」


つまり、
「真の実力」、
「余裕」があって、
「本当の自信」がある。


だから
いっとき他に流れて行っても
「自分に合うと思ってくれてるなら
戻ってきてくれる」
と、どこかで静かに信じている所がある。


というものなのではないかなと
思うのです。


ジプシーの、真の姿☆

ジプシーは、じつは、ジプシーではない。

「渡り鳥」または「回遊魚」である。

私は、そう思っています。



「その時に自分に必要なモノ」
がある
というスポットを探し求めて
行ったり来たりしているだけ。



戻るスポットを探すために
適切なポイントを探して
うろうろしている状態が
「ジプシー」と映っているだけなのかも
しれません。

だから、ジプシーではなく
「渡り鳥」として温かく見守ってくれて
越冬の知恵と、
次へはばたくエネルギーを
与えてくれたら、
次も、ここに戻ろう!!
と、常に戻るスポットに選ばれるのでは
ないだろうか。
そんなことを思うのでした♪

ちなみに。
私がリピートするサービスを
提供してくれる人の共通点。
思い出してみたら(^^)

最長記録は、かれこれ8年通っている
美容室。

結婚後、しばらく通いにくくて
(美容室まで1時間半かかる所に転居したので)
足が遠のいていたものの、
その「技術」の確かさ、
曖昧な私の「こうしたい」を質問で汲み取ってくれる
コミュニケーションスキル、
私の呼吸を読んでくれて
「適度に話しかけてくれる」距離感
ほどよく保つ「ホスピタリティ」。

この美容室にたどり着くまでは
「美容院・ジプシー」だった私を
ジプシー卒業させてくれた
存在です♪



長文お読みいただき、ありがとうございました!!