男の股間、陰部の臭いケア -2ページ目

男の股間、陰部の臭いケア

男性の股間や陰部周辺の臭いは、汗や尿などの汚れ、皮膚細菌の繁殖、下着の蒸れ、すそわきが体質、いんきんたむしなどの感染症など、様々な原因が関わり合う事で強い不快臭が生じるようになります。

人間は、犬などの動物に比べると体毛が薄くほとんどありませんので、体温が高くなりすぎた場合には、汗の気化熱によって体温を効率良く下げる汗腺機能が発達しています。

そのため、ほとんどが水分を分泌するエクリン腺がとても発達しており、体中の至る所に数多く分布しています。

また、人間は進化の過程で、理性や判断などの思考を司る大脳新皮質がとても発達したため、目で見た情報から物事を判断したり予測する能力に優れ、それによって嗅覚が著しく退化したと言われています。

そのため、性フェロモンの役割を持つアポクリン腺が退化し、異性に対しては表情や体型などの視覚的な情報を重要視するようになったと言われています。

一方、人間と古くから生活を共にしてきた犬は、本能や感情などの情動を司る大脳辺縁系が人間に比べて格段に発達しています。

大脳辺縁系は、原始的な古い脳の領域と言われていますが、嗅覚などの感覚を司っており、犬は視覚よりも嗅覚から物事を判断する事を得意としています。

これは、元々犬の先祖であるオオカミが夜行性だった事から、視覚よりも嗅覚や聴覚を頼って生活していた事が由来していると考えられています。

犬は全身にアポクリン腺が発達しており、オスは遠くにいるメスの発情期を嗅ぎつけたり、臭いによって年齢、体調、気分、強さなどの様々な情報を収集する事ができると言われています。

人間の場合も、嗅覚はそのような本能を司る原始的な脳領域に直接刺激を与えるため、梅干やレモンの臭いによって唾液が多く分泌したり、カレーの香辛料の臭いによって食欲がそそるようになっています。

しかし、人間は犬のように嗅覚が優れていませんので、他人の体臭を細かく記憶する事ができず、本能的に良い臭いか悪い臭いかのいずれかしか判断ができないと言われています。

そのため、股間などの体臭が強く不快な場合には、本能的に受け付けられない、またはDNAレベルで不快に感じられてしまうと言えるのです。

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