こんな家に住んではいけない(続き) | 旅行社と旅行者の紹介する上海・中国

こんな家に住んではいけない(続き)

本当は、(三)で終わるはずだった。

湯沸し器が使えるようになってよかったね!

それでよかったのだが、

正義感の強い最強上海っ子が巡らした伏線を

私は計算に入れていなかった。


確かに、新しくつけられた湯沸し器は水に近かった。

恐ろしく寒かった。

ブルブル震えながらお風呂からあがったんだった。


翌日、大家が来た。

なぜかって、彼女がガス会社を呼びつけておいたから。

安全保証のないこのガス機器を大家に知らしめるため。


ガス屋は家に来たが、靴を脱がないで入ってきた!

靴を脱いでください。と何度も言う。

全く無視。

私はヒステリーを起こした。

土足で上がるなって言ってるだろ!!

ガス屋は言う。“中国ではそんな習慣無い。”

私が大爆発する前に、大家が叫んだ。

“そんなことはない。靴を脱ぐ家もある。

第一日本人はきれい好きなんだ。靴カバーしろ!!”


カバンから靴カバーを出して履き始める。

全く最初からそうしなさいよ!!


その後、ガス屋は領収書を見せろ、と大家に言う。

“これ、ニセ領収書じゃないか!”

と指摘されている。

せっかく大家が取り付けた湯沸し器を取り外す。

“ガス管も詰まっているぞ。ガスが半分しかきていない。”


それだけ言って帰っていった。

後には、取り外された湯沸し器が残っていた。


大家もガス管を見に行くといったきり帰ってこない。

大家の家に電話したら、大家が電話に出た。

無責任さにあきれて話す言葉が見つからなかった。


その晩、友人の家にシャワーを借りにいった。

熱くてやけどしそうなお湯。最高である。


翌日、やっと大家が来て、全ては終わった。


中国に住むとわかること、

それは、何事にも時間がかかるということ。

そして、時間に対する価値観が違うということ。