こんな家に住んではいけない(二)
洗濯機事件以降、すっかり大家を信頼できなくなった。
それ以降も、中途半端に修理の知識のある大家は、
問題が発生するたびに自分で直そうとする。
こういうマンションにはどこもそれぞれ物業という
マンションを修理する専属スタッフがおり、
マンションの管理費でほとんどがただ同然で修理できる。
しかし、大家はその存在を知っていても、利用しない。
今度はトイレの水が流れ出す問題が発生した。
コーキングが下手なのが全ての問題だ。
退職している大家はまたもや出張らしい。
物業をよぶ。
以前よりきれいになって修理費たったの50元。
しかし、物業でもできない、否、しない仕事がある。
それがガスに関わること。
なぜならここ最近上海ではガス事故による死亡者が多い。
http://news.163.com/08/1226/03/4U2DIK7S0001124J.html
(中国語・写真は必見!)ガス会社のアパートで天然ガス爆発か?
そんななか、壊れてしまった熱水器(湯沸かし器)。
出張という大家、連絡もよこさない大家、
客である私がガスメーカーに電話する。
来てくれた修理工はノーリツの修理工。
彼は、一目見て、古すぎるし、8年以上経った器具は
保障できないし、国の規定でもそうであると告げ、
使用をやめるように書いてある警告の紙を残していった。
この上記の用紙には、使用しているガス器具が、
国家基準に満たない
住人の安全が脅かされていること
などが書かれている。
築3年のこの家に10年以上経った湯沸かし器。
これもまた、リサイクル品なのだ。
投資で買った家に、自分の住まない家に愛着は無いのだ。
さて、中国語で‘仲介’と呼ばれる不動産会社に、
大家に連絡がとれないし、来ないと文句を言いにいく。
すぐに、連絡をしてくれた。
電話では新しいものに付け替えるという。
翌日、大家はやってくる。
元旦、1月1日。
彼の手には、たくさんの工具。
中国でも、安全確保のためガス器具は専門家に
依頼するのだが、彼は自分で直す気でいるらしい。
近所のボロボロ工具屋まで部品を買いにいく。
湯沸かし器を分解し始める。
その後、上記の警告用紙を出したガス修理工を
けなし始める。
自分は素人なのにガス器具でさえも直せる・・・。
と言いた気だ。
大家は言う。
小さな部品を買ってくるだけでよいのだ。
ほら、直ったじゃないか。
火をつけて見せた。
得意気に、何度も何度も。
調子に乗った彼は他の部分も修理しはじめた。
そして、火を・・・。
??え?点かない。何度やっても火が点かない。
私は、そのときすでに隣りの部屋にいたのだが、
大家の焦りが手に取るように分かった。
このまま、直らないでほしい・・・。
と、思っていた。
その後、大家は湯沸かし器を取り外す。
家で直してからまた来るという。
中国語版のニュースを大家にみせる。
内容は、大家のような考えの人が、死者を出すような
大きな事故を起こすというものだ。
一度、家を出て行ったものの、すぐ大家は引き返す。
1000元ないか?ガス器具買ってくるから・・。
という、反応だった。
次回の家賃から差し引くという書面を大家に書かせ、
1000元渡した。
大家の一言
安全より金
