88冊目。

イロハソニー 麻倉怜士監修 日経BP企画

体験・歴史・物語といった切り口で「色」にまつわる15あまりのコラムで構成される前半。
ここでは、京都の染色師が語る200色の「黒」の話が印象的。色を表現する言葉が多いのは、すなわちその国の文化の豊潤さではないか。

BRAVIAの、いかにもソニー的な開発秘話がキーマンたちのインタビューで構成された後半。
「2008年にソニーのテレビは、今、世の中で一番欲しいもの と呼ばれることを目指します」という壮大なビジョンのもとでスタートしたBRAVIAの開発~シェアトップをとるまでのストーリーが語られる。以下の開発者の対話が印象的。

「難しいかどうか考えるより、真っ先に自分たちでやろうというのが、社員の大半の中にある。『やったことないから、やろうよ』と」
「そう、苦労すると分かっていてもね。みんなそういうのが『好き』なんですよ。平たく言っちゃうと」

美しい会社の、美しい本。

イロハソニー―ブラビアイロノヒミツ/麻倉 怜士

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