86冊目。

人生生涯小僧のこころ 塩沼亮潤 致知出版社

初めて読む分野。
大峯千日回峰行を満行した阿闍梨・塩沼亮潤氏が修験を通じて得た英知を語る著。
毎年5月から9月までの間、往復48キロの登山道を歩く。それを9年間続けて1000回の往復登山を続ける大峯千日回峰行。行の途中で熊に襲われそうになることもあれば、歩きながら寝て幻覚を見ることもある。
この行には唯一にして決定的な掟がある。それはいったん行ににはいると、決して途中でやめることは出来ないということ。高熱が出ても足の骨を折っても続けなければならない。もし途中でやめる時は腰にさしている短刀で自身の腹を切るか、紐を木に結びつけて首をくくるしかない。
この厳しい行を成し遂げた氏は「四無行」という過酷な行にも挑む。9日間「断食・断水・不眠・不臥(横にならない)」を続けるという荒行をも満行する。

なぜこういった厳しい行に挑むのか。勿論、本書を読んでもその理由を本当に理解することは出来ない。
氏は、「行を終えたら行を捨てよ」と言う。


人生生涯小僧のこころ―大峯千日回峰行者が超人的修行の末につかんだ世界/塩沼 亮潤

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