39冊目。

フラット革命 佐々木俊尚 講談社

「いまやその場所では、公と個が逆転し、交錯している。個の部分が公に溶け出し、公が個にひたすら収斂していってしまうあらたなフィールドがそこに生じている」

本書冒頭では、著者が長年(記者として)属していた新聞社の没落と矛盾についての徹底的な検証と攻撃(?)によって、旧メディア(新聞、テレビ)の在り方を探る。
そして2000年前後から増大しているネット社会の闇の部分について。社会の枠組みから遠く離れ、よるべなく漂流する人たちの実態と問題を彼らのネットとの関わり方を中心にレポート。
終章では、ネットによって変容していくコミュニケーションの在り方について、自身の体験を軸に論じていく。

本書を読むと、著者が精力的にネット社会を取材し発信し続ける理由が浮き彫りになってくる。コミュニケーションの変容が社会をどう変えていくのか。良い方向に変えていくのかその逆か。
佐々木俊尚のネット社会におけるコミュニケーション論。


フラット革命/佐々木 俊尚

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