18冊目。
ウェブ国産力 佐々木俊尚 アスキー新書
梅田望夫のウェブ進化論のタイトルに、「本当の大変化はこれから始まる」というメッセージが添えられていたことの意味への理解が、じわじわと湧き上がってくる。
そうか、Googleはひとつの過程にすぎないのか、思ったよりしょぼいじゃん。と、思わせる読後感。
「未来検索ブラジル」というなんとも素敵な社名のベンチャーが研究している、パーソナライズ型検索エンジンの紹介から本書はスタートする。
個々人の思考や行動特性にあった自分の為だけの検索システム。そんな嘘みたいな技術がそう遠くないものとして語られている(アマゾンのレコメンデーション機能的なものとは、ちょっと次元が違うもの)。
ドコモの「マイ・ライフ・アシストサービス」や、ブログウォッチャー(リクルートの子会社)の「Webオカン」といった同じくパーソナライズの世界観に基づいた、ライフスタイルや人生観までをも変えてしまいそうなサービスの数々に、世界でもトップクラスを誇るデータマイニングの戦慄さえ覚えるような技術力・・・。
読み進んでいくうちに、個人情報の問題や網の目のように張り巡らされた著作権の呪縛からこれらのサービスは逃れられるのか?という重い疑問がじわじわと迫ってくる。
が、本著終盤の大半を占める経産省の「情報大航海プロジェクト」を率いる八尋俊英氏(元ソニー!)のインタヴューの中で、その辺りの対策の大まかな方向性についてのスケッチは、既に説得性を持って語られている。
ひょっとしたら、官・民の奇跡的なコラボが日本発で世界を変えるかもしれない。
「IPOの前だったら、グーグルは行ってみたら面白い会社だったんじゃないかと思う。でも今はどうかなぁ。もう優秀な人はグーグルには行かないんじゃないの。だってさ、今さら行ってもつまらないよ」
これは前述の未来検索ブラジルの創業者の一人、竹中直純氏の言葉。
「ウェブ進化論」と「その数学が戦略を決める」と本著の3冊は奇跡的な補完関係にある、と思う。
正座して読むべき一冊。
ウェブ国産力―日の丸ITが世界を制す (アスキー新書 047)/佐々木 俊尚

¥790
Amazon.co.jp
ウェブ国産力 佐々木俊尚 アスキー新書
梅田望夫のウェブ進化論のタイトルに、「本当の大変化はこれから始まる」というメッセージが添えられていたことの意味への理解が、じわじわと湧き上がってくる。
そうか、Googleはひとつの過程にすぎないのか、思ったよりしょぼいじゃん。と、思わせる読後感。
「未来検索ブラジル」というなんとも素敵な社名のベンチャーが研究している、パーソナライズ型検索エンジンの紹介から本書はスタートする。
個々人の思考や行動特性にあった自分の為だけの検索システム。そんな嘘みたいな技術がそう遠くないものとして語られている(アマゾンのレコメンデーション機能的なものとは、ちょっと次元が違うもの)。
ドコモの「マイ・ライフ・アシストサービス」や、ブログウォッチャー(リクルートの子会社)の「Webオカン」といった同じくパーソナライズの世界観に基づいた、ライフスタイルや人生観までをも変えてしまいそうなサービスの数々に、世界でもトップクラスを誇るデータマイニングの戦慄さえ覚えるような技術力・・・。
読み進んでいくうちに、個人情報の問題や網の目のように張り巡らされた著作権の呪縛からこれらのサービスは逃れられるのか?という重い疑問がじわじわと迫ってくる。
が、本著終盤の大半を占める経産省の「情報大航海プロジェクト」を率いる八尋俊英氏(元ソニー!)のインタヴューの中で、その辺りの対策の大まかな方向性についてのスケッチは、既に説得性を持って語られている。
ひょっとしたら、官・民の奇跡的なコラボが日本発で世界を変えるかもしれない。
「IPOの前だったら、グーグルは行ってみたら面白い会社だったんじゃないかと思う。でも今はどうかなぁ。もう優秀な人はグーグルには行かないんじゃないの。だってさ、今さら行ってもつまらないよ」
これは前述の未来検索ブラジルの創業者の一人、竹中直純氏の言葉。
「ウェブ進化論」と「その数学が戦略を決める」と本著の3冊は奇跡的な補完関係にある、と思う。
正座して読むべき一冊。
ウェブ国産力―日の丸ITが世界を制す (アスキー新書 047)/佐々木 俊尚

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