4冊目。

ウェブ人間論 梅田望夫/平野啓一郎 新潮新書

梅田望夫ブーム。
「フューチャリスト宣言」を読んで(確か)昨年読んだ本著を読み返そう、と。
確認したかったのは、梅田氏の本は最新刊以外は全て(といっても全部で多分5冊)読みましたが、本著にだけリアリストとしての表情が浮き彫りになっていた記憶があったから。
平野啓一郎氏の喧嘩のふっかけ方が巧みなので、ちょっといつもと違うトーンを読者は感じることができるのだと、実感。
本筋から外れますが、平野氏の「年長者と喧嘩するときの言葉遣い」はすごく勉強になる。
勿論、生の対談の場でどのような言葉が発せられたのかはわかりませんが、敬意を表しつつ相手を否定し主張を押し通す言葉の選び方、リスペクト。
ビジネスでも大成しそうな種類の頭の良さ、です。

梅田氏の思想のコアみたいな一文を見つけたので、メモ。
「自分とは何ぞや、と考えてみて結局わからなくても、誤解であれ何か規定しながら少しでも生きやすく、ハッピーな時間が続くという生き方を、選んでいけばいいんじゃないかと思う。自分にとって心地よい空間を、無限性から切り取っていくらでも作れるのだから、そういう方向へ人間は変容していく。これがきっと僕のオプティミズムのベースにあるんだと思います」
選択のリミッターを解除していくのがウェブ進化の果実だと考えれば、梅田氏のこの発言は納得感大で氏のスタンスがよく理解出来る。

梅田氏のオプティミズムを平野氏は「さわやかさ」と表現。これまた納得。


ウェブ人間論 (新潮新書)/梅田 望夫

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