ウェブ進化論 -本当の大変化はこれから始まる

梅田望夫著

ちくま新書刊




「これから始まる『本当の大変化』は、着実な技術革新を伴いながら、



長い時間かけて緩やかに起こるものである。



短兵急ではない本質的な変化だからこそ逆に、ゆっくりとだが確実に社会を変えていく。



『気づいたときには、色々なことがもう大きく変わっていた』といずれ振り返ることになるだろう」



なんだか村上春樹氏の文章のようであります。



でも、この本が描く世界は物語ではなく、現実です。



インターネットが本格普及しだしたこの10年で、世界の何が変わってきたのかと



これからの10年の“預言”についての作品だと思います。





びっくりしました。





インターネットの世界って、大きくは「これまでの拡大再生産」で進んでいくものだと



思っていました(お恥ずかしながら)。



これからの10年で、いかに常識が変わるか、というのが本書のテーマです。





「圧倒的に優れた俺達に任せて、何もわからんお前たちは黙ってろ、



株を10年持ち続けていれば絶対に儲けさせてやるから短期で株が下がってもガタガタ言うな」



といった、何とも男前な経営スタンスのグーグルの時価総額が10兆円。



“これからの10年”の、間違いなく主役の1社です。





ちょうど10年前に、その時点での“これからの10年”を描いた



ダグラス・ラシュコフ著『サイベリア』
を読んで、初めてのパソコン(Macのパフォーマ!)を



買ったのを思い出しました。





大興奮。