成毛眞のマーケティング辻説法

成毛誠と日経MJ







95年年末の、Windows95騒動覚えてますか?



20代後半以降ぐらいの方には鮮烈な記憶があるはず。



限定品でも希少品でもなく、それ自体では何もすることが出来ないパソコンのOSという商品が



どうしてあれだけ熱狂的に支持され、販売初日に徹夜組まででる騒ぎになったのか??





当時から Macユーザーだった僕は、「Win95=Mac89」と書かれたプラカードを持った



Macユーザーたちにシンパシーを感じることはあっても、あの騒ぎはまったく理解不能でした。





実はあの騒ぎを煽動したのが、当時マイクロソフト日本法人社長だった、成毛眞。



今、僕らが会社で使ってるPCがWindowsなのも、彼の「せい」かもしれません。





天下のマイクロソフトの日本法人社長というポジションを、



“飽きたから”という理由で辞めちゃった、ちょっと、すごい人です。



マイクロソフト文化を全面的に毛嫌いしてる僕も、この人だけは特別。



彼の著作から、「考えて何かを売る」ことの楽しさを随分と教えられた気がします。





本著は、おそらく一番誤用されることの多いビジネス用語「マーケティング」について



彼独自の考え方が自由奔放に展開されています。



文庫化を機に読み返しましたが、新しい発見がいっぱいでした。



お風呂入りながら一時間ほどで読めますので、是非どうぞ。商売が楽しくなります。





最後に、僕の一番好きな彼のエピソードをひとつ。自戒を込めて。



あるソフトをディスカウント販売しようと提案したマイクロソフト本社の副社長を、



“Dog can sell!”と一喝したそうです。値引き販売なんて犬でも出来る、考えろ!と。