自分はまず劇場版〇〇〇と言うのは観に行きません。テレビドラマでドラマ化できるのはテレビで充分だからです。それが少々視聴率がいいからと言って映画化する...なんかナンセンスやわあ。特に「踊る〇〇〇」って言うのは何度も映画化され、おまけにスピンオフ作品まで次々に作られています。わざわざなんで映画館に行くの?こんなこと言うと「スーパーマン」も「バットマン」もそれから「アンタッチャブル」かてそうやんかと言う人もいます。これはちゃうんやなぁ、映画界は何せ今、脚本不足、ネタ不足です。マーベルだって昔のテレビシリーズだってネタと脚本の一部をそのまま頂戴しただけで全く違う役者さん、違う監督さんで全く違う作品を作っています。だから特に「踊る○○○」って言うのはテレビドラマもほとんど観たことないし観る気も起らない。これって無能な官僚と現場の有能な所轄刑事の葛藤を風刺してるわけでしょ?ところが結局はあの人とあの人のトレンディドラマなわけでありまして、コメディタッチに笑わせて、最後はお😢頂戴のドラマであるわけです。うわべだけでそこまで突っ込んでないわけです。それはそれで否定はしないけどそれをわざわざ2時間枠で大スクリーンで観る意味あります?日本の映画界の衰退がここにあるわけです。(ファンのみなさんいたらすいませんね)
で、なのに「劇場版 Doctor-X FAINAL」を観に行ったか...ですが、まあ正月映画を観過ぎて観る作品が無くなったからかなと言うのが本音かな。けどこのドラマは前述のドラマと違ってテレビでずっと観てました。結構テレビとしては好きやったから。
「私、失敗しないんで」
このセリフも耳に残るし、自分が大怪我(交通事故で骨折)、大病(膵臓癌)をしたこともあるけど...こんなスーパードクターがいたらなぁと思いましたからね。「こんなんあり得へん」と思いながらも最後はスカっとするこのカタルシス。まあ芸達者な演者たちの存在もいいかな。自分が観始めたのは北大路欣也が出ていた頃からだったからシーズン3からかな。それが面白かったから前作を再放送やビデオで観てはまってしまいましたね。おそらくこれが最後らしいけど米倉涼子のこのキャラクターはテレビ史上には残るキャラクターだと思うんですが...。
天才外科医大門未知子が某国の大統領の命を救い、東帝大学病院に帰ってきた。現在、東帝大学病院は経営難のため混迷に混迷を重ね、若き天才外科医神津比呂人が院長に就任、前医院長の蛭間を始め昔からの医師やスタッフはリストラと超過勤務の嫌がらせを受け退職に追いやられていた。神津には双子の多可人と言う弟がおり、弟は医療機器メーカーのCEOとして若き天才実業家として経営に辣腕をふるっていた。未知子は神津に腕を請われて戻って来たのである。だが、未知子のマネージャー神原を見た時、神津は顔色を変えた。
東帝大学病院のブラック企業化は日を追って酷くなってくる。そんな中、未知子は神津から一人の患者の手術を依頼される。そこには神津と双子の弟の秘密があり、神原と神津との確執があった。不穏な空気が病院内に流れだしたころ神原が突然、心筋梗塞で倒れ心肺停止の状態となる...。
観終わった後「テレビの2時間特別版」でええんちゃうのと思ったのは自分だけかな。いいキャラクターなんやけどねー。
だけど主演の米倉涼子、病み上がりだと聞きました。そのせいかもしれないけど彼女の表情、自慢の曲線美にも陰りが見えたかなーと。(ファンの方いたらすいません)
けれど彼女も今年50です。50でこの美貌はさすが(これは城之内博美役の内田有紀も同様)ではありますがやっぱりこの辺が潮時かなーと。役者を変えたってこの役は彼女以外では寅さんの渥美清級に無理でしょう。
やっぱり大門未知子と言うキャラクターはテレビ史上に残るキャラクターの一人です。