『消えていくもの』
と
『消えないもの』
つい最近
長男さんが気に入って
被っていた帽子が無くなった…
次男さんが
大切に大切に使っていた
次男さんに聞いても
いつもの場所に置いたよ
って言います
けっこう探しました
思い当たるところはすべて
でも見つかりません
そういえば
夏にも
長男さんがずーっと使っていた
水筒も無くなりました
これもまた
次男さんが引き続き
大切に大切に使っていました
未だ
見つかりません
正直な気持ち
かなりショックです
だって、大切な形見です
でも
仕方がないですね
いつか忘れた頃に
出てくるかな…
長男さんが
気に入って履いていたズボン
やはり、次男さんが
引き続き履いていました
お尻に穴が空いてしまいました
次男さんに
もう履けないけど、どうしようか?
と、尋ねました
『大切な物だから捨てないで』
これが、彼の希望でした
だから、捨てずに保管です
こうして
月日が経てば
長男さんの生きていた痕跡が
ひとつずつ
消えていく
新しい『何』かと変わってしまう
これが現実
これが生きているということ
『生きていたもの』
と
『生きていくもの』
避けては通れない道が
こうして
否が応でも
目の前に迫ってくる
上手くなんてやり過ごせなくて
しばらくはココロが
ザワザワしっぱなし
これから先も
『消えていくもの』があるだろう
でも
私の中には
決して『消えないもの』がある
それさえ
無くならければ
きっと私は『大丈夫』
念願の甲冑が着れました
私は歴史は苦手
毎日質問攻め
もうギブアップです
誰か助けてっ