KIKKAWA KOJI Birthday Night "B-SIDE+" | SOMETHING TO MAKE EVERYONE HAPPY

KIKKAWA KOJI Birthday Night "B-SIDE+"

KIKKAWA KOJI Birthday Night "B-SIDE+"
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吉川晃司、49歳のお祝いライブへ行って参りました。

吉川晃司のLiveと言えば私的にはやっぱり“夏”。
初めて行ったLive,彼のLive“DRASTIC MODERN TIME TOUR”の神奈川県民ホールも夏、2度目の昭和記念公園も真夏、COMPLEXの最初のツアーも確か夏の終わり、Lunaticの武道館やFOREVERの横アリ、2か月連続の野音や、TARZANのAX、両国、COMPLEX再結成など、振り返ると切りがない。
(昨年の武道館はマンションのイベント行けなかった…。)

しかし今年は30th、誕生日祝いということで予定されている本編とは違った豪華なアーティスト達との競演というスペシャル“マニアック”なLiveが開催された。

武道館は車でびゅ~っと行けちゃうからついつい油断してしまう。
余裕もって15時前に到着し、物販に並んだものの、並ぶこと30分~40分、なんとCD「B-SIDE+」が売り切れ…。缶バッチはいらんから、音源は欲しかったです…。女性ファンは一人で上限枚数買ってた模様…。撃沈でした。

さてさて本番ですが、開演前のアナウンスからBigなサプライズ。
黒柳徹子さんが開演前場内注意事項を読み上げているではないか!どこだどこだ?とファンが後方を見回すなか、いよいよ東・西側の両翼に準備されたスクリーンに登場。
そこから中村獅童、及川光博、唐沢寿明、岡村靖幸、阿川佐和子、布袋さん(布袋モデルでHAPPY BDを弾き、49歳おめでとう!シンバルキック!頑張って下さい!)、前田さん、増子さん、kjさん、小林武史などなどお祝いVTRにファンは大喜び。あ、この面子、オープニングとアンコール前のVTRが混ざってますね、悪しからず。

そしてそのまま小林氏のコメントがいい感じで、なんとステージにはご本人。小林氏のピアノから『Rainy Lane』。小林氏はそのまま頭3曲に参加。

"B-SIDE+"という事でカップリングを織り交ぜながら普段やらない楽曲を基本アレンジそのままで演奏する貴重なセットリスト。
初期からのファンとしては嬉しかったのはアルバム『MODERN TIME』からの2曲。全部歌える自分にも改めて驚いた。演奏曲で心の残りというかやって欲しかった、ツアー本編にも期待しちゃいそうなのは『INNOCENT SKY』から何曲かはやって欲しかった。カップリングでは『永遠のvelvet kiss』も『ストリッパー』も聴きたかったぞ…。

今回少々残念に感じたのは音のバランスの悪さと、異種格闘技という事でリハーサルはあったもののやはり少々かみ合わないとか、小さなミス、っていうのがあり、そこを考えると是非、また近いうちに改めてこのメンツで、年末のセッションライブを復活させて頂きたいなぁ、なんて事を思いました。初参加で入れ替わりなしのセッションLiveはやっぱりハラハラスリリングでした。そして一回だけなんてもったいない。もっと観たかったのは坪倉唯子氏&山根麻以氏の女性コーラス陣との絡み。お二人のコーラスから始まる『BOY'S LIFE』はすご~くスペシャル。
山根麻以氏のソロコーラスから入る『ロストチャイルド』なんてSTINGの『Desert Rose』を彷彿させるほど。
あのまま坪倉唯子氏には持ち歌の『ジュテーム』歌ってほしかったですよ(笑)。マジで。
一番楽しみにしていた山木氏&野呂氏の演奏は残念ながら自分の席位置からは充分に堪能出来ず、「あれ…、そこは…。」みたいな粗が見えてしまいました…。山木氏の音はでかい。音といい、プレイといい、戦車が思い浮かぶほどの重量級でした。

氣志團・綾小路翔も無事アンコールで到着し、当日の吉川バンドのドラマー不在問題も解決したみたいで、何とかご自身主催のフェスへの招聘も叶い、二人の競演も笑いあり、双方のRespectもあり、なんとも微笑ましかった。(是非当日はラインナップに名を連ねているスカパラホーンズなんかをお招きしてやってほしいですわ。)

バースデーナイトは吉川さんをファン・スタッフ・競演者の皆でお祝いムード。
やりたい曲をやりたい人とやれて、「全然曲知らんし…。」みたいに固まってたファンもいたけど、終始暖かく受け入れて、お誕生日前々夜を盛り上げていました。終わってみると約2時間半たっぷり。
これから始まる30thのツアーは今度は逆に30年分の吉川氏からのありがとうを本人曰く「当時の曲を当時のアレンジのまま再現」し、ずっと吉川氏を慕っているファンに感謝の意とともに、どんっ!っと直球で投げてくる事でしょう。こっちも期待大!

そんなわけで夏のLiveはやっぱり熱くて、暑くていいですねぇ。
単独もフェスも夏のLiveは大好きです。