二日目の旅が始まります。質かな洞爺湖の朝です。その①から続きます。
さてぐっすりと寝た翌朝ですが湖畔を散歩します。洞爺湖畔にはいたるところに散歩コースや緑地公園が整備されているのでのんびりと洞爺湖の景観を堪能することが可能です。
朝の洞爺湖は波が無く水面が鏡のように静かです。水面に映った中島も本当に美しいです。
昨夜花火の中を走っていた遊覧船も朝は静かに休んでいます。
今回泊まった旅館は24時間温泉に入れて食事は部屋食を頂けました。ホテルとは違ってまた趣があって良かったです。下は朝御飯の風景です。
ホテルを出発する時間になるとそろそろ遊覧船が走りだします。こちらはトムソーヤの冒険号ですが、エスポワール号と二隻が活躍しているようです。
さて車を飛ばしてここも行ってみないといけません、ウインザーホテル洞爺へ向かいます。ここも2008年のG8サミットであまりに有名ですね。
よく写真で見る風景ですがガラス越しに眼下に洞爺湖が一望できます。景観も素晴らしいでが冬はスキー、夏はゴルフが楽しめるなど一年中大自然のリゾートを堪能できるホテルです。
ホテル内のブーランジェリーウインザーという有名パン屋さんでパンをお土産に買いました。
ホテルの敷地内にはサミットのメモリアルが残ります。
ウインザーホテルが見下ろす牧場では多くの牛たちが放牧されていました。何とものんびりとした北海道らしい風景に感動です。
ウインザーホテルから国道230号線を北上するとサイロ展望台があり、洞爺湖から有珠山まで一望することができます。
この展望台からはヘリコプターで景観を楽しむことも可能です。これだけ素晴らしい自然があると一度乗って見てみたい気もしますが、展望台からの眺めで満足することにします。
新緑の中のドライブは爽快ですね。

106人乗りの大型ロープウェイは昭和新山を眺めながら1370メートルの距離を約6分で結びます。
山頂駅すぐの洞爺湖展望台から昭和新山、洞爺湖が見下せます。かなり前は中島や羊蹄山が見えていたらしいのですが、1977年の噴火で東斜面が大きく押し出され現在は展望できなくなってしまいました。
展望台から見上げた山頂大有珠の様子です。記録によると1853年の噴火活動により溶岩ドームが成長し、現在の740メートルの高さになったということです。
山麓駅近くには熊牧場があります。登別のくま牧場が有名ですがこちらにも多くの団体客が並んでいました。
ローペウェイ山頂から降りていきます。
有珠山から新千歳空港を目指しますが、来るときは海岸線を走ってきたので帰りは山の中の国道(453)を通って帰ることにします。途中看板が出ていたので三階滝に寄ることにしました。大滝の名前の由来にもなった滝ですが紅葉シーズンにまた来てみたいですね。
途中276号線は支笏湖の南端を通過します。湖の周囲は約40kmで洞爺湖よりやや小さいカルデラ湖ですが、かなり冬は寒そうですが日本最北の不凍湖と言われ氷結しない湖なんだそうです。ビジターセンターに寄りたかったのですが今回は寄りません。
途中の牧場で一休み。
さて予想外に早く空港に戻って来てしまったので、思い切って行きたかった夕張市へ足を伸ばすことにします。
道路が良いので飛ばさなくても予想よりも早く着いてしまいます。旧夕張駅ですが今は観光案内所になっています。
さて観光案内所で道を聞いて黄色いハンカチ思い出広場に向かいます。確かに看板が出ています。
そう、あの山田洋次監督の不朽の名作、幸せの黄色いハンカチの当時のロケセットで使用された長屋の雰囲気や黄色いハンカチの旗竿を楽しむことができます。
その当時そのままとは言いませんが確かにここで高倉健さんが立ちすくむあのラストシーンが撮影されたということです。
長屋の中には撮影当時の様子や作品の解説があって興味深いです。
撮影に使用された車ですが武田鉄也に合わせて派手好きな若者好みの車が良いとのことで出たばかりの4ドアスポーツタイプのファミリアが採用されたと逸話が書かれていました。3人のそれぞれの思いを乗せたあの車ですね。
様々な映画の撮影時の思い出に浸ることができます。
新千歳空港に戻る途中素晴らしい景観に出会いました。
アイスクリームで有名店の茶花の近くですが丘一面の菜の花畑の黄色が目に焼き付きます。さっきのハンカチで目が慣れていたから良かったですが。(笑)さすが北海道です。
夕張には温泉もありますので夕鹿の湯で一風呂浴びて帰ります。
駆け足の二日間ですが初夏の北海道の自然を大満喫しました。特に洞爺湖や有珠山の自然と共に共生するジオパークに北海道の雄大さを実感しました。 また紅葉の時期に洞爺湖に来て遊覧船に乗りたいと思いました。 (33)