10年以上振りにやって来た宮崎駅ですが以前の面影は無くすっかり綺麗なおしゃれな駅になっていました。アミュプラザが来月オープン予定で前途洋々です。
西口駅前の面影ななんとなく昔と変らないような懐かしい気がしました。
駅の改札も自動改札機でもちろん新しく都会的な感じです。
以前の古い駅舎にもあったお菓子の日高さんも店舗が新しくなっていました。なんじゃこりゃ大福も健在でほっとしました。お土産に買って帰らないといけません。また新しくなんじゃこりゃシューなんてのも販売されており一度は食べてみたかったです。
もう一店、駅の東口にあるお菓子の蒸気屋さんも健在ですね。ここも必ずお土産を頼まれます。
ちょうどホームに特別列車が来ましたので撮影しました。宮崎と南郷間を走る特別列車「海幸山幸」です。名前は神話の海幸彦山幸彦に由来しているそうです。こちらは2号車「海幸」。
デザインはJR九州ではお馴染みの特急列車のデザインの第一人者の水戸岡鋭治さんです。
コンセプトは「木のおもちゃのようなリゾート列車」ということで確かによく見ると外装まで木で出来ているように見えます。
社内を覗いてみると床もシートも内装に木(飫肥杉)が多く使われているようで高級感がありました。
土日のみの運行でたまたま見れてラッキーでした。こちらは1号車「山幸」。
さて次の目的地である佐土原に向かいますが途中久々にシーガイアに寄っていくことにします。シーガイアに近づくと海沿いの松並木の中を走ります。
松林の向こうにはゴルフコースがあることが見えてきます。晴天でゴルフは気持良さそうですね。
フェニックスリゾート・シーガイアに到着しました。ホテルは正式にはシェラトン・グランデ・オーシャンリゾートです。
普段なら高くて泊まれませんがGOTOトラベルで割安で泊まり易くになっているのではと思います。
今回は時間がありませんのでチラッとだけ屋内を覗かせてもらいました。やはり高級感が溢れて素晴らしい空間ですね。
エントランスも天井が吹き抜けて解放感に溢れていました。
下から見上げた姿です。威風堂々、宮崎のランドマークです。
車ですぐですがダンロップ・フェニックストーナメントが開催されるフェニックスカントリーに寄りました。私も30年前に観戦に訪れたことがあります。
ダンロップ・フェニックストーナメントの歴代優勝者が掲示されています。今年はコロナ禍の関係で無観客で開催されることが発表されています。
お隣にあるのはトムワトソンゴルフコースです。
こちらはフェニックス自然動物園ですがここも20年前に来た記憶があります。象と一緒に写真を撮ったのを覚えていました。
さてさらに進んでやっと佐土原駅に着きました。目的地はここから約10分の佐土原城跡です。
佐土原城跡にやって来ました。現在は歴史資料館が建っていますので佐土原の歴史を勉強させてもらいます。
佐土原歴史資料館「鶴松館」です。私が予想したよりも相当に立派な建物でした。
屋根瓦に島津の家紋が見れます。
展示スペースにて佐土原城の歴史を振り返ることができました。
佐土原の伊東氏は島津の攻撃を受け豊後に落ち島津領となりますが、後の城主の豊久は有名な関ヶ原の「島津の退き口」で戦死、その後家康により以久が佐土原藩初代藩主と認められ佐土原藩の歴史が始まります。
私が見たかった西郷札です。かつて西南戦争中に薩摩軍は資金が枯渇したために佐土原にて軍費調達のために独自にお札を印刷して無理やり流通させたものです。西郷軍が敗れるとただの紙切れとなり引き受けさせられた商家は没落し経済に打撃を与えたと言われます。
島津家の家紋と伊東家の家紋が並んでいます。
実際の佐土原城の本丸はこの山の頂上にかつてありましたが現在は台風の影響で登ることができませんでした。眺めるだけにします。
普段なら子供でも登れる城なのでイラストも整備されていました。
まとめ、今回の旅で100名城の飫肥城、続100名城の佐土原城とを制覇することができました。どちらの城も島津と伊東の戦いの長い争いの歴史があり興味が尽きません。併せて数十年ぶりに鵜戸神宮や青島神社にも参拝出来て非常に懐かしく有意義な旅でした。日南海岸の青い海と空が目に焼き付いていますしカツオも最高に美味かったです。 (31)