太宰府天満宮には良く訪れています。子供が成長すると受験・進学の度にここにお詣りするのが恒例になっていました。また春には梅の花が咲き乱れることで梅の鑑賞に来たこともあります。しかし今回の訪問は、最近特に有名になった新元号「令和」のゆかりの地を巡りたくなって大宰府を訪れました。大宰府には歴史的なパワースポットが集まっており歴史好きのテンションが上がります。(2019/07)
太宰府には天神から西鉄電車を使って行くのが恒例ですね。博多駅から地下鉄で天神で降りて西鉄に乗り替えます。
西鉄福岡天神駅が始発になります。約30分ほどで太宰府に到着します。
途中二日市駅で大宰府行きの電車に乗り替えて終着駅の太宰府駅に着きました。ホームは雰囲気がありますね。
まだ10時前ということもあって開いていない店もあって参道にも人が少ないです。
太宰府天満宮の鳥居が見えてきました。鳥居を抜けて左へ進んでいきます。
太鼓橋を渡って本殿へつながる参道を後ろを振り返らずに進みます。
正月などはこの橋から参拝客が並ぶほど物凄い人出になります。
七夕が近いということもあって大宰府天満宮幼稚園の園児が七夕飾りを飾っていました。
太宰府天満宮の歴史は古く菅原道真が大宰府の地に流されたことから始まります。903年にこの地で亡くなった菅原道真の遺体を牛車に乗せて進んだところここで牛が座り込んで動かなくなってしまいました。その後この地に彼を弔う社殿が建てられたのが始まりと伝わります。
本殿は秀吉にこの地を拝領した小早川隆景によって1591年竣工されたものです。桃山時代の豪華絢爛な装飾が今に残ります。国の重要文化財に登録されています。
横から見上げると檜皮葦(ひわだぶき)と呼ばれる日本古来の伝統的な屋根の型式が良く見てとれます。
後方から見上げても檜皮葦は歴史を感じます。
菅原道真は生前梅をこよなく愛していましたがその想うあまり京都から梅の木が飛んでこの地に落ちたというのがこの飛梅です。
境内には巨大な樟の木が多いことでも目を惹きます。本殿左手側には最大の大樟が存在します。樹齢は1000~1500年で樹高39メートル、幹回り12メートルで国指定天然記念物です。
これだけの大樟を見て回れる機会はなかなか無いですね。
これだけの大樟が多く存在するには相当の長い歴史が必要でありこの神社の歴史の象徴でもあると感じます。
この角度からの楼門の景観が好きですね。
私の好きな亀戸天神にも似た太鼓橋と池の景観です。池は心の字に似ていることで心字池と呼ばれます。
帰りはのんびりと参道のお店を散策しながら歩きます。
やはり食べない訳にはいかない梅が枝餅は1個120円でした。お店がたくさんありますし焼き立てが美味いです。
うその人形の形をした餅をここで売っているようですが以前住んでいた亀戸天神のお祭りでも売られていたのを思い出しました。
めんたいこのふくやさんのショップも寄って見たかったですね。
太宰府のスターバックスは参道の中でも特に目を惹くお洒落な作りですが、モダンな建築家の隈研吾氏のデザインによるものです。中に入ることはできませんでしたが雰囲気を楽しみながらコーヒーを楽しめる空間を作られているようですね。
さて太宰府駅から坂本八幡宮へ移動しますがコミニティバスに乗るか旅人バスに乗るか迷います。
ちょうどやって来たのはライナーバスの旅人です。太宰府に来たからには参拝を済ませてぜひ政庁跡と坂本八幡宮にも寄りたいですね。
太宰府天満宮は機会ある毎に何度も来ていますのが昔に比べて外国人が増えてきているのが顕著ですね。今回はさらに政庁跡と新元号の令和が生まれた坂本八幡宮へ足を伸ばすことにします。(25)