さて今回の北海道の旅では根室がメインです。以前学生の頃に来て以来なのでかれこれ数十年振りです。来てみると覚えていることはほば何もない状態でした。駅舎も古いと思いますが来た覚えが全くないです。そろそろいい年ですので過去を振り返る旅に根室を選びました。 

札幌から高速バスにて根室駅にやってきました。

早朝の根室駅ですが北海道らしいシンプルな駅舎です。過去の記憶は全くないです。

この路線に良く似合う列車です。

根室のキャッチフレーズは朝日に一番近いとか最東端の街とかいろいろあるようですが実際に来たことのある人は少ないのではと思います。穴場です。

日本最東端有人駅の記念切符も購入しました。

根室本線の終点ですので線路はここで終わっています。終着駅はあちこちにありますが何故か郷愁を誘います。

これから海に突き出た根室半島を目指して車を飛ばします。幸いに絶好の晴天です。

まず興味を引いたのが日本100名城に登録された根室半島チャシ群です。今回訪問するのはヲンネモトチャシ跡です。

海に面した丘の上にチャシと呼ばれる柵、かこいで囲まれて盛土しアイヌの人々は砦や見張り、祭祀の場として使ったようです。道内には500か所もあり根室にも32か所のチャシ跡が残っているそうです。

100名城となりましたが石垣や堀や櫓があるわけではありません。100名城の中でも性格は異色で場所的にも最も来難い城の一つと思いますので、おそらく100名城制覇を目指している人には最難関の城ではないでしょうか。今回来れて私はラッキーなのかもしれませんね。五稜郭に行ってもこちらにはなかなか来れないと思いますし。

ヲンネモトチャシの案内文です。昔この地域で生活していた人に思いを馳せます。

そしてついに納沙布岬に到着します。目に付くシンボルは北方領土返還を祈念するために作られたシンボル像「四島のかけ橋」とオーロラタワーです。

本土最東端の納沙布岬です。天気が良いので歯舞諸島を見ることができました。

岬の先に突き出た岩が最東端ということになるのでしょうか。

北海道最古の納沙布岬灯台です。北方領土を見渡す位置にある灯台ということで重要な役割を果たしてきたのでしょう。

はい、しっかり最東端到達証明書をゲットしました。

さて納沙布に来たら立ち寄らないわけにはいかないのが鈴木食堂さんです。日本最東端の食堂と言われています。

この時期このお店の生サンマ丼が超有名になっています。厨房奥で大将がサンマを一匹ずつ捌いて丼を仕上げていきますので多少時間がかかってしまいますが味は抜群です。

店の中からは目の前の海の絶景が一望できます。はるばるやって来たのを実感します。

途中根室半島の北方原生花園に寄ってみます。ここではポニーが放し飼いにされているのでかなり接近して観察することができる場所です。

こんな広々とした牧場なのになぜか一か所に集まって(おそらく餌を食べているのでしょうが)いるのが少し愉快でした。

食事中のようなのであまり近づかずこの距離からしばらく眺めて退散します。

本当に北海道は動物たちの楽園ですね。

あちこちでエゾシカも元気に走り回っています。

北海道らしい風景を一枚。

雲の形も爽快さを映しています。

海も空も雲も大地も爽快です!。

さらに北海道らしい風景を一枚。

こういう風景に癒されながら北海道の旅を続けていきます。

その②へ続きます。

その②へ

 

 

 (29)