その①から続く
 
重要文化財・門ー⑤北門(亀甲門)
四の丸を北に進んでいくと城の北の守りとしての北門が見えてきます。築城後間もなくはこの門が弘前城の正門とされていました。
案内板です。

城の北側の亀甲橋から北門の眺めです。

重要文化財・隅櫓ー①未申櫓

二の丸の南西隅を守る未申櫓です。現存する3つの櫓はいずれも3層建てで同じような姿ですが、窓の形など細部に造作の違いが見られます。

案内板です。

重要文化財・隅櫓ー②辰巳櫓

二の丸の南東隅を守る辰巳櫓です。案内板にあるように代の藩主もこの櫓から三の丸を通る弘前八幡宮の山車行列などを観覧したと伝わります。当時から見晴らしの良い櫓であったようです。

案内板です。
重要文化財・隅櫓ー③丑寅櫓
二の丸の北東隅を守る丑辰櫓です。軒下や出格子には素木そのままが使われています。
案内板です。
重要文化財・本丸ー天守閣
本丸は大きな石垣が使われていますが石垣は修理の真っ最中です。
当初は5層の大天守があったそうですが1627年落雷により、火災で吊されていた鐘が熱で真っ赤に燃えて地下の火薬庫まで落下し大爆発をおこしたと伝えられています。
現在の天守閣は石垣の修理中のため移動しています。現在の天守は1810年に辰巳櫓を移築したものと伝わります。
良く言われる弘前城の不思議ですが珍しい二方正面です。外側に面する東面と南面は1層目と2層目に大きな切妻屋根で、狭間が並んでいます。
一方内側である西面と北面には破風を付けずに連子窓が並んでるだけです。
下のように南西側か東北側から見ると一目瞭然と思います。恐らく隅櫓だったころの名残ではないかと推測します。
少し離れて眺めると雪原の中にポツンと置かれているようで寂しさを感じます。早く元に戻してあげたいですね。
弘前城天守についての案内板です。
内濠を隔て本丸と北の郭に架かる鷹丘橋です。
西の濠にかかる春陽橋です。橋の上が凍って滑るので渡るのが怖ったです。ただこの濠の両側には桜の木が並んでおりこの辺りの桜の景色はすごいのではと想像できますね。見に来たいです。

城の西側の西の郭になりますがお堀の土手沿いに桜が植わっており桜のトンネルとして大人気です。

5月には観光客が大勢押し寄せます。

弘前城の目の前にはこんなお洒落な建物が。何かと思えばスターバックスです。ネットで調べてみましたが1917年に陸軍師団長の官舎として建設された木造の建物だそうで日本で2店舗目となる登録有形文化財の店舗です。和洋折衷のデザインが特徴的ですが外観だけでなく中も落ち着いてコーヒーが飲めるレトロな空間でした。

弘前は城だけでなく古い建造物も目を楽しませてくれます。ルンサンス様式を基調とした旧弘前市立図書館です。古い日本のお城とルネサンスの洋式建物とコントラストが面白いですね。

旧東奥義塾外人教師館です。

弘前を後にして青森に戻ります。

コンビニには雪が高く積み上げられています。

十三湖のしじみが有名ですがそのしじみをラーメンに入れてしじみらーめんがメニューになっています。観光向けかもしれませんが確かに普通の塩ラーメンよりもしじみの出汁が出ていて美味かったです。

青森空港より帰路に付きます。

滑走路はきれいに整備されています。

弘前はまだまだ寒かったですが確実に雪融けが始まっており2カ月後には桜が満開で大勢の観光客が来る事でしょう。少し来るのが早かったですが静かに回ることができ十分楽しめました。

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