【その2 弘前編】

青森から電車で弘前を目指します。雪は止んでいますが寒いです。

青森から弘前へは各駅停車で約50分です。

回りの風景が途中白一色の大平原でまるで北海道の様でした。

弘前駅に着きましたがホームにはいろいろ弘前名物が並んで賑やかになっています。

ホームにはリゾートしらかみ号が入ってきました。

寒々した光景ですがどこか旅の情緒があります。

弘前駅の改札を出るとそこには巨大なリンゴが置いてありました。合格リンゴ達磨ですか。

JR弘前駅の外観です。青森よりは山間部なので雪が多いような気がします。

ここから周遊バスで弘前城に向かいます。

弘前城の全体図ですが東西約600m南北約1000mの中に三重の濠と土塁に囲まれ城内には天守閣、櫓3棟、城門5棟が残されいずれも重要文化財に指定されています。本丸、二の丸、三の丸、四の丸、北の丸、西の郭と六つの曲輪と濠も残っていますので、左側の追手門から城に入って城の全てを確認しながら見て回りたいと思います。

バスで市役所前で降りると城の南側の追手門から城に入ることになりますが、まず驚くことに外堀の水が凍りついています。堀は凍ってますが追手門の屋根の雪は全て落ちていますね。

カギ状になった濠の形状がよく分かります。

全ての濠がカチコチに凍りついています。

重要文化財・門ー①追手門

弘前城は津軽統一を成し遂げた津軽為信によって1603年に計画二代目信枚が1610年築城に着手し翌16年に完成しました。それでは弘前城の追手門から城に入りますが地面が凍り付いていて滑るので注意が必要です。

築城当時はこの門は搦手だったのですが、参勤交代の経路変更のために四代信政の時代にこちらの門が大手門に変更されたとのことです。我々観光客もまずこの追手門から入城するのが多いのではないでしょうか。

案内板です。重要文化財が多いのが弘前城の特徴です。全部を一括して国宝にランクアップしてほしいと希望します。

凍った中濠にかかる杉の大橋を渡って二の丸に入り南内門に向かいます。

重要文化財・門ー②南内門

二の丸の南の入り口の南内門です。外側向けに銃窓が開いています。

内側は到ってシンプルな作りです。屋根からの雪が全部落ちてしまっています。
案内板です。

重要文化財・門ー③二の丸東内門
二の丸の東の入り口の東内門です。
正面側の柱にけやき板を化粧のために張り付けているのが分かります。
案内板です。
重要文化財・門ー④三の丸東門
三の丸の東側から城を守る東門です。二の丸の東内門から東へ一直線に並んでいます。
この東門の鯱は鋳鉄製とのことです。
東門の外側の外濠も凍り付いたままです。桜目当ての観光客では絶対に観れない光景を見れて良かったと思います。
案内板です。
東門を出てすぐに弘前藩祖の津軽為信公が城の方を向いて見守ります。津軽為信は1590年に津軽地方を統一し豊臣秀吉から4万5千石の領地を得たことに始まります。為信は関ヶ原の戦いにも東軍で参加し徳川家康より報酬として2千石の加増を受け4万7千石の弘前藩が成立しました。
その②へ続く  (28)