その①から続きます。
次の目的地は現存12天守のお城の一つ備中松山城を目指して高梁市へ向かいます。一行を乗せたバスは山の麓に到着しました。
臥牛山に建つ日本一の高台の現存天守とのことでここは車では行けないのでふいご峠の駐車場からガイドさんを先頭にひたすら山道を登っていきます。
山道を登ること約25分で石垣が見えてきました。健脚でないとけっこうきついですね。
この城の特長として元々ある天然の岩盤をそのまま利用して城の石垣を乗せる形で構築しています。しかしこの方法は長い年月が建つと木の根が成長して岩盤にひびが入るなど崩落の危険要因があるとのこと。
最上階の窓から櫓を見下します。
全国でも屈指の山城跡として知られる竹田城跡に向かいます。日本のマチュピチュと呼ばれる雲海は今回見れないでしょうが直接バスでは入れませんので小型のマイクロバスなどに乗り換えて駐車場までは進みます。あるいは山麓から歩いて登っている人も多くいました。
入場のチケット売り場からひたすら山道を登りますが松山城と違って道が舗装されているので歩きやすいのは助かりましたがそれでもここから700メートル位ののぼり道を歩きます。(20分)
やっとたどり着きました竹田城ですが目に入ってくるのは(当たり前ですが)膨大でもはや美しいな石垣の数々と絶景です。その石垣に圧倒されますが他には何も目に入ってこないです。
このように石垣の隅に縦型の大石を配置する方法は非常に珍しいということです。
本当に天に近いというかよくこの山頂に石垣を運んだと感心させられます。
天気や空模様、太陽の光と影によっても景観や見え方がかなり複雑に変化してきます。
南千畳からの眺めですが人の大きさでその全体のスケールが分かるかと思います。右端は北千畳です。
標高353メートルの山頂に位置するため360°周りには何も遮ることの無い絶景で風が心地よいです。ここに城があるのが不思議ですがまさに天空の城に相応しい夢と幻のお城でしょう。素晴らしい景色でした。
今回は4カ所の名城を巡るツアーでしたがいずれも歴史や特徴があってたいへん楽しめました。特に竹田城は本当に天に近い天空の城という表現がぴったりでした。他にも備中高松城跡など行ってみたいところがありますが次回ですね。
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