京都から龍馬の足跡をたどり伏見に向かいます。伏見に行くには近鉄か京阪電車が便利ですが、今回は京阪電車で向かいます。 京阪の中書島駅を降りると坂本竜馬がお出迎えです。

伏見と言えば日本酒ですが、途中月桂冠の酒蔵(記念館)が見えます。

街中には酒蔵が目立ちます。

竜馬通りという名の商店街、あちこちで竜馬のオブジェなどが見つかります。

伏見の街をいろいろとあちこち回っても1~2時間で回れます。

やはり坂本龍馬の街ですね。

伏見を今も走る千石船です。舟の上から秋の景色を楽しむのも良いですね。
水運の盛んな伏見の原風景を見ることができました。

千国船乗り場の目のまでにある長建寺ですが紅葉真っ盛りでした。
紅葉の赤も良いですが銀杏の黄色も美しいコントラストです。

長建寺の中に目を引くのが大きな鐘ですがこれが千国船の合図に使われていたのではないかと書かれていました。
長建寺のご案内です。
 
そして歩いて5分で寺田屋旅館につきました。寺田屋が有名になったのは、まず薩摩藩の過激派が京で攘夷クーデターを起こそうと計画していたのを久光が聞き、同じ薩摩藩士に取締りを命じて同じ薩摩人同士が同士討ちとなった事件です。竜馬襲撃の寺田屋旅館

もう一件は、伏見奉行所の役人に坂本竜馬が襲撃した事件ですね。

ここで龍馬は高杉晋作にもらったピストルで応戦しますが手に傷を負い命からがら追手から逃れる有名は事件ですね。

建物の中は記念館のようになっていて見学ができ、当時の雰囲気を味わうことができます。

当時の雰囲気を味わうことができます。建物は建て直しされているということです。

竜馬が襲撃された際にお竜がこの風呂場から二階に駆け上がったといわれるお風呂です。

その階段です。


夕方になると灯が灯って旅館の味わいが出てきますね。見学は15時半までです。
 
 そして寺田屋事件で怪我を負った龍馬が薩摩藩邸に逃げるまでに間に隠れていたと言われる材木納屋の跡の碑を見つけました。

龍馬が隠れている間に三吉慎蔵は薩摩藩伏見邸に必死の救援を求めに行きます。 伏見奉行所の追手が迫る中、慎蔵らはこの濠川を船で助けにやってきます。
小説ではイメージが分かり難かったのですが来てみて初めて分かりました。伏見では水の流れがあって水運が活発化しています。慎蔵もこの川を船で探し回ってそのまま薩摩伏見屋敷まで龍馬を運んだのでしょう。
そして当時の薩摩島津伏見屋敷があった場所ですが碑が建ちます。現在は酒造メーカになっています。

ここには寺田屋で怪我を負った龍馬が運び込まれ身を匿われていた場所です。

そして薩摩屋敷のすぐ近くにある薩摩藩との縁が深い大黒寺です。
ここには寺田屋騒動で同士討ちで命を落とした有馬新七ら9烈士の墓があります。後に気の毒に思った西郷隆盛が碑銘を書し墓を建てたと言われます。

幕末に竜馬がこの伏見を走り回っていた姿を想像することができた一日でした。(27)