遂に念願であった飛騨高山を旅する機会を得ました。冬になると寒くて散策するのがたいへんという印象があったので、何とかこの時期に訪問できてよかったです。
高山駅に到着しましたがなんとオシャレな都会的な駅でしょう。多くの観光客を迎えるために駅の機能も充実しているのでしょうね。
自由通路も明るく木目が美しいです。匠どおりという名称が付きました。
改札口もすっきりと都会的です。
窓も大きく駅の中から周りの山々とか眺望を楽しめます。太陽が差し込みますね。
朝は早めに起きて街を散策します。宮川にかかる鍛冶橋を渡ると宮川朝市のお店が見せてきました。
まだ7時前ですがそろそろ出店の準備をしている感じですね。また時間があれば後で訪れたいです。
おや、鍛冶橋には妙な格好の神様が鎮座しています。手長の神。
反対側には足長の神。
朝の川と橋の雰囲気が良いですね。
古い街並みも歩いて見ましたが何とも江戸時代にタイムスリップしたような懐かしい雰囲気を味わえます。
1692年には徳川幕府によって直轄地とされた飛騨です。
高山は幕府の直轄地・(後の天領)であったのですね。
とにかく部屋数が多く迷子になりそうですが江戸時代の代官の生活を覗うことができます。
開け放つと広々とした部屋の空間が見渡せます。
三室を通すと大広間が現れますが公式の大会議に使用されたようです。
かつて将棋の羽生名人の名人戦も行われた嵐山之間です。
代官所なので取り調べのための吟味所・御白洲もありました。拷問に近いですが。
紅葉の時期は過ぎましたが庭園も楽しめます。
御蔵の中も見学が可能です。かつては高山城三の丸から移築されたものだそうです。
昔はこんな感じで米俵が積み重ねられていたのでしょうね。
勝・西郷の江戸城無血開城会談で活躍された山岡鉄舟ですが父が飛騨郡代だったためここ高山陣屋で幼少期を過ごしていたそうです。
陣屋を出た所にも鉄舟の像が立っていました。剣の達人でした。
街にはこのような飛騨牛の串焼きやにぎりなどのテイクアウトのできるお店が多くてちょっと食べながら散策も楽しいです。
高山城へかかる赤い欄干の中橋ですがこの先に見せる小高い丘が高山城跡でしょうか。
昼間は街並みに観光客が増えています。ほとんどが外国人のような印象を受けました。ありがたいですね、飛騨を楽しんでどんどんお金を落として帰って欲しいです。
街の中心街も古い家屋と新しいお店がうまく混じり合っています。
室町時代に創建された飛騨国分寺の本堂です。国の重要文化財です。
国分寺の三重塔です。1820年の再建です。
さらに街を散策しますが飛騨のグルメですがやはり蕎麦は外せません。街中にもたくさんのお蕎麦屋さんがありました。
こちらのお蕎麦屋さんでは山菜そばをいただきましたが、地元の朴葉に乗ってお蕎麦が出てきました。朴葉の上で味噌を載せて焼いて食べる朴葉味噌の飛騨の名物でどこの店でも食べれました。お酒がすすみますね。
駅前にもそば屋さんがたくさんありますが実は高山は中華そばも有名なので、そばとラーメンを一緒に出している店もあって迷ってしまいます。
同じく飛騨牛も有名で高級店ではステーキなども食べれますが、街のあちこちには飛騨牛を串で食べれたりにぎりで食たり牛マンで食べれたりなどリーズナブルにグルメが楽しめて楽しかったです。
街自体はそれほど大きくないので歩いて散策できて楽しかったです。飛騨牛やお蕎麦など地元のグルメも堪能できました。さてせっかくですので足を伸ばして白川郷に向かうことにします。
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