仕事で小倉にやってきましたので足を少し伸ばして門司港まで行きたいと思いました。門司港のレトロの街はいつか楽しんだことがありますので、今回は門司城跡を訪問します。

地元の人も何もない所と言い切る門司城ですがかつて源平合戦や毛利と大友の戦いなど歴史的な死闘が繰り返されたところですので、大友の歴史ファンとしては一度は見ておきたいところです。まずは駅近くのレトロな観光案内で情報収集します。城まではタクシーの方がよさそうです。

タクシーで登って行きます和布刈(めかり)公園の入り口です。これから古城山をかなり登っていきます。

そうですね、やはり源平合戦と門司城の戦いの舞台ですね。元々は錨で有名な平知盛が源氏との一戦に備えて築城したものと言われています。

タクシーはここまででここからは門司城の本丸目指して徒歩で登ります。約10分とのこと。お城自体は175メートルの古城山の山頂にあったようです。

途中に門司城の縁起が書かれていますが案内板と言えるのは恐らくこれだけですね。100名城とか続100名城になっていないせいかまだ観光客を呼び込むような動きは無いようですね。毛利と大友の戦場ですから現地の人は蚊帳の外と感じているのかも知れません。

夜は絶対歩けないような山道を登って行きます。

本丸跡になるのでしょうか、門司城の碑が見えてきました。ここを奪い合うために毛利と大友が幾度となく戦いを繰り返しました。勝手に九州の川中島と呼びたいところです。

確かに眺望は素晴らしく関門海峡への警戒と防御において重要な拠点になるのは間違いないです。景色を楽しむ余裕は無かったかも知れませんが常に戦争の最前線に置かれる運命を持った地形と言えますね。

当時のものかは確認できませんが石垣跡がのぞいている箇所がありました。少し当時を偲べます。

古城山自体がかなり固い岩盤でできているようで天然の要塞の雰囲気がありますね。

めかり公園として整備されていますが戦場跡のせいか市民には人気はあまり無いようですね。

公園のすぐ下には関門大橋が掛っています。すぐ向こうは本州・下関は目と鼻の先です。

本当にここからの景色は絶景です。門司の街と港が一望できるビュースポットです。

ノーフォーク広場からの眺めです。

関門大橋の下を大きなコンテナ船が通り抜けます。他にも多くの船が行き交い水上交通の要所ですね。

さて船乗り場もいろいろと近くにありますがこちらは巌流島行きの乗船場です。以前巌流島には渡ったことがあります。

天気が悪くなってきました。どんよりとした港の周りの風景です。高いビルは黒川紀章氏設計のレトロハイマートマンションです。天気が良ければ展望室に登って見たかったです。

駅は工事中でしたがお洒落な外観は見えています。

駅の周りには地元のグルメですか焼きカレーの店がたくさんありました。今回は食べる時間が無かったです。

わたせせいぞうさんの絵もこの街に合っているのでしょうね。

駅の構内ですがこちらも雰囲気があって良いですね。

終着駅の雰囲気も好きですがさらにこの駅の周りはレトロな建物が多く雰囲気が良いです。

門司港駅の看板を撮ろうとしたらあれ、何やら見慣れない列車が停まっているのが見えました。

全くの偶然でしたが豪華特急ななつ星が門司港駅に来ていました。大分駅では見たことがありましたがまさか門司港で見れるとは、サプライズです。

ななつ星の最後尾は展望室になっていますね。ぼーっとレールを眺めているのも楽しいでしょう。

さすが九州が誇る豪華列車ですね。横顔もスマートです。

でも今年は台風とかの影響でルートが変わったりとかなり苦労していたようですよね。またどこかでお会いしましょう。

天気が良ければもっと周りを散策して写真を撮りたかったですが諦めました。その代わりに駅ではサプライズでななつ星に会えて良かったです。欲言えば門司城と和布刈公園をもう少し整備してほしいですね。歴史的に見てたいへん重要なパワースポットですしね。小早川隆景や吉川元春などの毛利軍のスター武将たちもここで戦っていますしせっかくの景観が寂しいですね。

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