長崎二日目の朝です。昨日とは違い天気が悪く雨が降っています。
長崎港にイージス艦ちょうかいが寄港しており一般公開されているとのことでこの機会に見学させてもらいに向かうことにしました。公園の駐車場から歩いて向かいますと船の姿が見えてきました。
これは後ろ後方から見た姿ですがかなり大きいです。海上自衛隊が建造した4番目のイージス搭載護衛艦です。
レーダーやらたくさんの大砲などが見え軍艦であることが分かります。対空、対水上、対潜水艦など様々な最新の装備を有する護衛艦とのことです。
足元が恐いですがいよいよちょうかいに乗り込みます。
艦内は狭いので階段はたいへん急角度です。
操縦を行う機関室の見学もできました。
隊員の方々が丁寧に説明してくれます。
機関室はかなりの高さがあります。廻りを見渡すことが可能です。
甲板に出てきました。様々な設備を間近で見ることができます。
甲板に並んでいるのは垂直発射装置です。
昨夜夜景を楽しんだ稲佐山も見えています。
前方から見たちょうかいです、127ミリ砲が装備されています。
人間の高さに比べてちょうかいの大きさが分かります。
全長161メートルですから真横からみると相当な大きさです。
この後は駅に近いですが西坂公園という所を目指します。
工事中のこの建物は聖フィリッポ教会(聖人記念聖堂)です。アントニオ・ガウディスタイルを取り入れたものと分かりますね。
日本26聖人殉教の像です。長崎で一度見に来たかった場所です。豊臣秀吉の禁教令により1597年2月5日に京阪地区に伝道して6人の外国人宣教師と20人の日本人がこの地で処刑されました。この地がキリストが処刑されたゴルタゴの丘に似ているという理由で西坂を希望したと伝わります。この処刑はルイスフロイスの報告書によってヨーロッパに伝わったとのことです。
奥に日本26聖人記念館がありますので続けて見学させていただきます。
26聖人の話だけでなく禁教の中キリシタンの布教に努めた神父たちや潜伏キリシタンの話は興味が尽きません。大分でもペトロ神父の話などが現代でも語り継がれていますし、フランシスコザビエル来日が南蛮文化をもたらしたことで豊後(大分)は大きな影響を受けていますね。
様々な展示はじっくりと見て回る価値があります。高山右近像や細川ガラシャ画像などの展示もありました。
私はクリスチャンではないですが頭をさげて祈りたくなります。
西坂公園を出たところ巨大な亀と観音様が目に飛び込んできましたので寄ってみます。こちらは長﨑観音です。
珍しく境内にフ-コーの振り子が天井から釣り下がっています。
近くには勝海舟が4年間住んだという本蓮寺があります。海軍伝習所の頃にこの地で暮らしていたようです。その間一女性と恋仲になったと伝わります。
残念ですが精霊流しは見ずにけることにします、またの機会にしたいです。天気も回復してきましたのでまた暑くなりそうです。
長崎は何度来てもまた来たくなる不思議な魅力がありますね。(22)