広島に来たので今若い人を中心に人気の尾道の街にやってきました。と言っても着いたのは夜遅くて街の様子はよくわかりませんので朝早く起きてウォーターフロントの街を散歩してみます。

尾道駅前からすぐですが目の前に尾道水道がが横たわります。なかなか珍しい光景ですが目の前の島(向島)との間にあちこちで渡船が往来しています。水道沿いには遊歩道が整備されていてなかなか風光明媚な印象です。

渡船は人が渡るのはもちろんですが車も積める船もありました。向島までほんの200~300メートルという短い距離です。

通勤や通学に利用している人も多く目られました。何と言ってもすごく安いのです60円とか100円とかです。私は香港に行ったことがありますが香港島に渡るのに安いフェリーがばんばん出ていたのと同じだなと思い出しました。

水道ですので普通にこんなフェリーも通過します。けっこう大きな船も通ります。ぼんやりと眺めているだけでも結構癒されます。

さて尾道の観光地としては最も人気の千光寺公園を目指します。バスで長江口で降りてすぐにロープウェイ乗り場がありますので乗り込みます。左に鳥居があったのが少し気になったのですが・・。

ロープウェイに乗って千光寺公園を目指します。山麓駅の後ろに尾道の街が広がります。

上からのロープウェイとすれ違いました。

山頂駅に到着です。眼下に広がる景色はすごいですね。尾道の街を全部見渡せます。

山頂駅に到着です。

絶景を楽しむためにものすごい展望台があります。

展望台からは尾道の街と尾道水道の全景が楽しめます。本当に香港島の光景と似ていると思いませんか。

はるか先には新尾道大橋が見えました。これを渡るとしまなみ海道で今治まで行けますね。

朝散歩して眺めていた渡船も頑張って人や車を運んでいるのが見えました。

千光寺は山の中腹にありますのでこの公園からは少し下ります。文学の小道ということで大きな石に彫られた俳句などが楽しめます。

それにしてもこんな巨岩が道をふさぎます。よくこんな山の上にこんなでかい岩があるなと感心します。

千光寺も巨岩の中というか大きな岩山の中に建立されているように感じます。

ものすごい大きな岩がごろごろしています。

巨岩と奇岩の間に神様が宿っている感じです。

石鎚山鎖修行とのことでこの岩を鎖で登っていきます。そうとう危険ですのでご利益も大でしょう。

なかなか来ることができないので本堂でしっかりお参りさせていただきました。

大師堂は歴史を感じさせます。寺伝によれば千光寺自体は806年に創建されたと伝わります。

お参り済ませましたので下りはロープウェイでなく歩いて降りることにします。

下から見上げると山の岩盤にお寺が建っていることが分かります。

下りの途中には天寧寺の三重塔がありました。どっしりとして存在感のある素晴らしい三重塔です。

このような猫の小道を下っていきますが小さなお店の間を抜けて降りていきます。

先ほどの山麓駅まで降りてきましたが、手前に神社の門があることが分かりました。これは艮神社の門になります。

下から見ると神社の真上をロープウェイが通っていることビックリしました。罰当たりな!と言われそうです。(汗)

この艮神社は尾道の最古の神社と言われていますが過去に有名な映画のロケ地としても使われています。「時をかける少女」は懐かしいですね。原田知世ですから絶対に観ていると思いますがさすがによく覚えていないです。

境内には樹齢900年の大楠がそびえ立っています。幹の周径は7メートルにもなるそうです。

ここからは山陽本線の電車を眺めながら尾道駅まで歩いて行きます。約1キロ位と思いますがのんびりと歩きます。

途中からアーケードの商店街を歩きます。地元の商店街を歩くのも楽しいですね。いろいろと面白い店がありましたのでゆっくりと歩きたかったですが割りとせっかちで早歩きです。

途中目についたのがこのお店ですがどう見ても銭湯だった建物でしょう!。今は中では茶店として使わています。時間が無かったので写真だけ。

駅に着きました。最後に尾道ラーメンを食べて温まって帰ることにします。尾道ラーメンは醬油ベースのラーメンで背油が浮いていますので温まります。あまり明確な定義は無いそうで店によって個性があるそうです。山の上にある城ではなく博物館だそうです。

結局は駅の周りと千光寺しか観光はできなかったですが人気の理由は何となく分かりました。日本の香港とも言える水運の街ですね。素敵な街でした。確かに猫にも会いました。もう少し時間があればもっと楽しめたと思います。 (34)