蘭子の官能日記 初めての悪友・・・②アルバイトのオファー | 聖★黒薔薇学園~恋愛・人間関係・女の性 艶女になる為のテクニックを御紹介~

蘭子の官能日記 初めての悪友・・・②アルバイトのオファー

蘭子の官能日記 初めての悪友・・・②

アルバイトのオファー


「ねえ、あんたモデルやらない?」


花屋敷瑠衣子は続けてこういった。


「あんたなら紹介できるよ。

私も最近始めたばかりなんだけどさ、知り合いもいなくって。

ね、一緒にやらない?結構いいお金もらえるし。」


モデルには興味が無かったが

「いいお金もらえる」

の一言に心が動いた。


「ね、いくらもらえるの?」


思わず声が出た。


「ちょっと今から学食行かない?こんなかったるい講義聞くよりも面白い話聞かせてあげるからさぁ」


蘭子の勘が警報を鳴らし始めた。

コイツ危ない奴かも。


「上手くいけば一回に五万のギャラは出るって。」


その一言で私は行く決心がついた。


私は高校生の時からお小遣いというものを貰っていない。

高校生から働くことができたからだ。

蘭子は喫茶店やファーストフード店で働いてお小遣いを稼いでいた。

何故、病院のお嬢さんが??

と面接の時に面食らうオーナーもいたが

蘭子の自立心旺盛な性格を見抜いて

快く使ってくれた。

親もしぶしぶ承諾した。


同じ中学、高校の奴らは

もちろんブルジョワジーなご家庭の御子息達だが

その羽振りのよさが気に喰わなかった。


お前ら所詮、親の金だろ??


高校3年生の卒業式には

校庭に

ベンツ

アウディ

ジャガー

テスタロッサ

カウンタック

あらゆる外車が停まっていた。

みな、それぞれが競い合っていた。


親のお金で。


親のお金持ち自慢大会だった。


大学もその延長で

親が病院経営・将来は自称優秀外科医のスットコドッコイの集まり。


そんな中、私は異色だったかもしれない。

電車とバスと徒歩で大学に通った。


しかしバブルが弾けたとはいえ、

まだまだ世間は金色一色。

東京はエルドラド(黄金郷)だ。

当然私も世間の女の子なみにシャネルやヴィトンが欲しい。

オシャレがしたい。


それにお金が欲しい理由がもう一つあった。


ヒロシ


当時付き合っていた薬学部の男で蘭子の初めての男だった。

付き合ってもう3年になる。


こいつのせいで蘭子はお金が欲しくてたまらなかった。


一回五万のギャラは、

当時時給800円で働いていた蘭子が

62時間も働かなくてはならないものを

たった一回でクリアできる

とても美味しいお話なのだ。


私は気がついたら背を低くして

教室の後ろのドアから

花屋敷瑠衣子と出て行った。


-続く-


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