地元の経営者の会合で




新日本製鐵名古屋製作所に視察に行ってきました。





そのスケールの大きさに驚きでした。





とにかく広い、広い、





歩ける広さではありません。





敷地面積623万m²。




といわれてもよくわかりません。




名古屋ドーム約130個分の広さだそうです。






この広い会社に、新日鐵の社員さん 3,000名






協力会社さん、百数十社 10,000名 の方が






日夜、朝も昼も、お盆も正月も休まず、お仕事し





鉄を作っています。






新日鐵の敷地内に、何社も会社が建っていて






不思議な感じです。





製鉄所の見学は展示ホールで



製造している鋼材とその用途例の





説明を受けます。





ヘルメットをお借りし、バスに乗り込み





製鉄所内見学。





ここからほぼ、撮影禁止です。





許可されているところのみ、撮影してきました。


次にメインの高炉(車中)鉄鉱石を溶かし、銑鉄を造る工程の見学。



こちらが高炉

石原慧子 (CoaraDrive)夢の自動車学校の作り方



ハウルの動く城のようです。





高さが100m以上あります。




煙突のモクモクは、煙ではなく





水蒸気だそうです。





ずっと煙だと思っていました。





ここで原料の鉄鉱石・石灰・石灰石から鉄を製鐵しています。





鉄が赤くなって、ドロドロに流れていく姿を





遠くからみました。





高炉は15年くらいが寿命だそうで、





以前使用していた高炉の一部を見学。





石原慧子 (CoaraDrive)夢の自動車学校の作り方


その後



圧延工程、鋼の塊(鋼片)を約1200℃まで加熱して、
薄く延ばしていく工程を見学。


真っ赤な鉄の板の近くはとにかく暑い。




すごい迫力。





鉄の薄い板を、トイレットペーパーのように巻きとるのです。




石原慧子 (CoaraDrive)夢の自動車学校の作り方



その後、出荷岸壁、国内外に鉄鋼製品を出荷する岸壁の見学。



この岸壁から、資源がオーストラリアやブラジルなどから





大きな、大きな船で輸入されてきます。






驚いたことは、





ここで使われているエネルギー(電力)は





全て自家発電だということ。





敷地内に火力発電所がありました。





見学後、こちらの製鐵所で作られている





スチール缶の冷たいお茶をいただきました。






石原慧子 (CoaraDrive)夢の自動車学校の作り方-20110603112528.jpg



この缶をつくるのも、特殊技術だそうです。





担当の方が、とてもとても熱く説明する姿に






鉄への情熱が伝わってきました。






物作りは奥が深いです。






もう一つ、気がついたこと。





敷地内のあちらこちらに、スローガンが大きく掲示してありました。





そして、作業に関わる諸注意も掲示されていました。





車が走る、道路に立て札のように





ズラーーーと、建ち並んでいるのです。





これはとてもいいアイディアです。






安全への意識付けには最高です。





わが社でもたとえば、駐車場に。





『出庫する際は、後方確認!』





とか、立て札を立てておくといいかも。





どんな会社にも、必ず自社に活かせるヒントは





たくさんあります。






それを活用するか、しないかが肝心なのです。








タイトルにもあります
『資源は有限、英知は無限』
これは、新日鐵に大きく大きく掲示されていました。
英知は無限です。



会社を作っていくことは、






社員さんの英知を集めることなのかもしれません。


   さとこ