中医には、『未病』という考え方があります。
この考え方が、最初に記載されているのは、『黄帝内経』①
『聖人は、病気になってから治さず、未病を治す。』
と書かれています。
具体的な方法としては、
『未病先防』: 抵抗力を高めて、病気にならない!
『既病防変』: 早期発見・早期治療
病気の発展のパターンを知り、先回りした治療
だいたい、この二点です。
最近、よく議論の対象になっているのが、
『亜健康』②
『未病』と『亜健康』
重なる部分も多く、カナリややこしい。
σ(^_^;)
指導教授・L師父が仰るには
『検査で病気が見つかったら、分類上未病や亜健康ではなくる。
でも、本人の症状などが変わるワケではない。』
全くもって、その通り!
ちょくちょく見かける、『未病』という言葉。
次に見かけた時、ちょっと思い出して下さい。
原典を知っていたら、
『相手が、どれぐらい原典に忠実に言葉を使っているか?』
それが、見えてきます。
(°∀°)b
…、と、まァ、そんな感じの、お話です。
①「素問・四気調神大論」
「聖人は已病を治さずして未病を治す、已乱を治さずして、未乱を治す。」、「夫れ病已に成りて後にこれを治するは、譬うれば猶渇して井を穿ち、闘して錐を鋳るがごとし、亦た晩(おそ)からずや」
「難経・七十七難」には、「いわゆる治未病は、肝の病を見れば、すなわち肝当に脾に伝わらんとするを知り、ゆえに先ず其の脾気を実し、肝の邪を得るをなからしめ、故に曰く治未病。」と書かれてます
②80年代中期に、『第三状態』(健康に似てる健康でない、病気に似てるけど病気じゃない)が提唱されました。 『亜健康』をいう言葉は、健康と疾病の中間の状態を指します。90年代に、中国の学者・王育学先生が、初めて『亜健康』という言葉を使用しました。
今日の記事は、『中医基礎理論精解』、『中医養生保険研究』、『現代語訳 黄帝内経素問』を参考にさせて頂きました