「北斎とジャポニスム」
  モネ ドガ セザンヌ ゴッホ も。
 
  1220日(水)に上野公園へ行ったのは、国立西洋美術館に
“北斎とジャポニスム“という展示を観るためでした。
 
       ①
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館庭ではロダンのブロンズ像が日を浴びていました。
 
    ② 「考える人」
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    ③ 「カレーの市民」
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       ④ 「弓を弾くヘラクレス」(これのみブールデル)
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        ⑤ 左より 「アダム」  「地獄の門」 「エヴァ」
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  ジャポニスム_聞きなれない言葉ですが・・・
ヨーロッパで見られた日本趣味のことでフランス語です。
つまり19世紀後半の西洋の画家や芸術家に北斎や当時の日本の浮世絵が与えた影響が
大きかった事を物語っています。
それを検証するために、浮世絵や北斎漫画に出てくる絵と モネ ドガ セザンヌ などの
220点との比較の展示会なのです。
 
                 ⑥ 館内へ。
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    ⑦ ドガ を刺激した力士のポーズと「踊り子たち」
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   ⑧ 渓斎英泉 の「雲龍内掛の花魁」とゴッホの「花魁」 1217日産経新聞記事。
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                写真右下のボタンポッチンで拡大の映像になります。
 
これなどまるっきり左右逆ですね。
 
     ⑨ 隣の東京都美術館のパンフと並べてみました。
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ゴッホ展を開催中でやはりゴッホのジャポニスムという観点で取り上げています。
次回来館しようと思っています。
 
 
     ⑩ 「富嶽三十六景程ヶ谷」とモネの「陽を浴びるポプラ並木」
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     ⑪ 「富嶽三十六景駿州片倉茶園の不二」とセザンヌの「ヴィクトワール山」
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     ⑫ 「北斎漫画」とカサットの「青い肘掛け椅子に座る少女」
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         ⑬ 売店にて。
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その他陶磁器や家具なども並べられてみると「なるほどな~」と合点がいきますね。
 
当時の西洋では宗教画が最上位にあり、植物画などは“枯れゆく運命”という事で
低位の評価しかなかったそうです。
それが浮世絵の“根を張って空を仰ぐ植物”の姿がプラス思考ということで西洋に
受け入れられてブームになったそうです。 
 
北斎恐るべき絵師です。
 
館内は当然撮影禁止ですので、各種資料で比較写真を作りました。