「 東北被災地へ絆の旅」 ⑨宮古浄土ヶ浜遊覧船 その2
 
前号で中断した続きです。
陸中海岸公園の中心の宮古の浄土ヶ浜で遊覧船に乗りました。
 
 宮古 浄土ヶ浜遊覧船 その2
 
① JRのポスター、向かって右側のお二人の顔覚えていて下さい。
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地震の揺れ、それから40分後の津波までの合間に「船が危ない。」と3人の男が
船を沖に出しました。
数波による津波、数ある漂流物の障害での沖合待機・・・
ウミネコ用のパンを食べ1個のラーメンを3人で分け飢えをしのぎつつ42時間ぶりに
戻れたそうです。
現在では食料とか水を常備していますとのこと。
3隻の船はこれ一隻となりましたが、残されたお蔭で現在営業出来ているわけです。
 


② 船内の寄せ書き。
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写真①のJRの「つなげよう日本」のキャンペーンポスター。
吉永小百合が出ていますよね。
この浄土ヶ浜遊覧船の上記エピソードの3人の男の一人である坂本船長と金沢ガイド
(右お二人)も写っています。
そのお二人が乗務しているところに我らが乗り込みました。
 
 
  ③ 何処にいたのかという数のウミネコが走り出した船を追ってきます。
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      ⓸ ウミネコ用のパン、これで飢えをしのいだのですね。
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  ⑤ パン投げに夢中になっている間に・・・船は早くも半分のコースまで来てUターン。
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松島の遊覧船ではウミネコ糞公害で松林が枯れる被害が出て餌あげが中止されて
いますが当地ではまだ規制されていません。


 
  ⑥ 別名軍艦島の日出島。ウミツバメの繁殖地として国の天然記念物です。
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  ⑦ 姉ヶ崎の約60mもの高さの断崖、崖頂きの白いのが泊まった宿。船より。
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  ⑧ 同姉ヶ崎の断崖、今朝のホテルの庭より。
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  ⑨ 防潮堤建造中。ケーソン(コンクリートの箱)を一月1個の割合で沈めています。
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  ⑩ 今や地元の名士二人と私の家内です。
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  ⑪ 撮っている時は分からなかったのですが、腕なんか組んじゃって・・・船長嫌がっているのに?
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私もですが家内がこんなにはしゃいで楽しんだ旅行は初めてでしょうか。
 
「こんな写真撮ったのだから顔出ししちゃおうか?」「いいよ。」
美人ではありませんが40年間連れ添っているわけですからお互いそんなに合わない
間じゃぁないのでしょう。
そして現在も遊び人の私を立ててくれている有難い伴侶です。
でも本当は彼女の手のひらで私は踊っているだけかもしれませんね。
 
勿論船長さんたちお二人の了解は得ています。
 
そして極め付きは・・・


 
  ⑫ (動画)ガイドさんの歌です。

いつしか私たちも唱和していました。・・・俺ら岬の~灯台守は~

添乗員がバスの中でびっくりしていました。
「こんなに乗務員さんとお客さんが溶け合っている風景珍しい。
それに今までガイドさんが歌うのを聞いたことない。」って。(本当かな)
我々一行の復興への感銘振りや応援ぶりに彼女も感銘したのでしょう。
降りる際一人一人に丁寧な挨拶していました。
 
写真③の「どこにいたかという数のウミネコ」の疑問が解けました。
⑫の動画見ますと岸壁に多数のウミネコがいます。
帰り船ではパンもらえないという事が分かっていて飛んで来ないのですね。
そして出船へ備えているのです。
 
ブロ友さんのyuyu******さんに勇気もらって前号から躊躇していました
顔出し記事でした。
 
          旅編長くなりましたが・・・もう少しお付き合い下さい。