64 (ロクヨン)横山秀夫



読んでいた雑誌に"教場"が連載されていて、ドラマは主人公のキャラが立ちすぎていて観なかったけど読んだら面白い😊
ということで、警察小説を読んでみようと図書館で借りたのがこれ。

私の警察小説は、検視官シリーズ(パトリシア・コーンウェル)探偵推理小説として、ドラゴンタトゥーの女のシリーズ、とわりと女性活躍の話が多かった。"ドラゴンタトゥーの女"シリーズ(途中で作家が亡くなり別の人が書き継ぐ)から、北欧の警察小説へ。たくさん翻訳されているらしく、図書館で棚の端からあらすじ読んでみて借りました。
シリーズで読んだのが「クルト・ヴァランダー・シリーズ」(ヘニング・マンケル)これも作家がわりと若く亡くなっているので続きは出ない。こちらはスウェーデンの南のわりとローカルな地域での中年の刑事が主人公。

前置きが長くなったけど、この刑事物のような感覚で"64"を借りたのですが…

思ってた警察小説とは違いました。まず話の中にずっと流れているのは、警察署の中の刑事と警務(主人公は刑事歴の長い広報官、なので警務)の覇権争いとか、そこに入るキャリア(東京)とか。そして警察の広報と記者との争い。それらの話のやりとりや、主人公のモノローグが長くて疲れて途中で辞めようと思ったこと何度か。ただ、ラストは何かありそうな気がしたので読み続けました。
なるほど

ドラマや映画化されてるのでそれで知ってる方も多いのじゃないかな。その方がモノローグは無くなるし、ややこしいところは噛み砕かれるので良いかも。
私は映画のキャストを見て、その人が動いているように読みました。ピッタリなんです。主人公の佐藤浩一、部下の綾野剛、元上司の三浦友和、仲村トオル… 。ただ結末が違うらしいです。きっと小説で解決されていないあの件かな⁇…と思いつつ。テレビではもうとっくの昔に放送されたみたいで残念。

さ、次はもう少し今時の警察小説探そ!