最後の証人
柚月裕子
柚月裕子続きで、こちらは長編。
"検事の本懐"で検事だった佐方貞人がその後、検察内のある隠蔽工作が嫌になりやめて弁護士になる。
弁護士になりもう何年も経っているが…
検察時代の隠蔽の話、そして事件の被告人となっている夫婦の、過去に起こった息子の事故での警察の揉み消し。
そのような真実ではない、権力による不正を暴きながら進む公判。
話自体はプロローグである事件が語られ、そのあと公判初日、2日目、3日目と進む中で、過去の事件、今回の事件の始まりなどが混ざってはいるので、前半は読むのに少し時間かかりましたが、それからはぐいぐい! ほぼ1日で読み終わりました。
この、暴き方がまた面白いですね。
次の本は予約がついていたので、少しひと休み。